2016年12月3日、江東区立東川小学校を会場に、「細胞組織の再生」をテーマとして「発明・発見教室 ― 不思議な生き物 『プラナリア』 の秘密!」を実施しました。

1~6年生まで近隣の小学校に通う21名の児童と、その保護者や同伴された幼児 計約30名が参加されました。

今回は、きれいな水の中に生息する希少な生物「プラナリア」を用いて、再生医療にもつながる細胞組織が再生する仕組みの研究とその意義についてお話ししました。プラナリアの体は、ヌルヌルして平べったくて細長く頭は三角形、大きさ10~30mm程度。「切っても死なない高い再生力」を有していることが特徴ですが、これはプラナリアの体のすべての細胞が、どの部位の細胞にでも変化できる「万能性幹細胞(万能細胞)」だからです。(幹細胞はさまざまな種類の細胞の供給源です)

今回は、プラナリアを再現したWebアプリ体験「Planarian Planet」 (http://takty.stxst.com/res/pp/ 製作:株式会社スペースタイム)、実験として再生研究の第一人者である学習院大学の阿形 清和教授から提供いただいたプラナリアの体を2・3個に切り分け、それが生命体として活動し続ける様子や光やエサに対する行動特性などをスマホ顕微鏡や実体顕微鏡などを用いてじっくり観察、スケッチしてもらいました。子どもだけでなく、保護者の方々もプラナリアに興味津々。その生態について熱心な質問が出されました。その体験を踏まえて、再生医療につながる研究開発についてお話しました。

※この活動は、「子どもゆめ基金」の助成を受けて実施されました。
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※今回の発表・配布資料作成に際して、「ほんとほんと」様から参考書籍紹介のご協力をいただきました。
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