第176回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第176回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2016年2月6日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)

※詳細は随時更新いたします。

★13:00-14:30 セッション1
 
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
       テーマ:「知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針」の一部改正※を読み解く
       講師:足立オーガナイザー

 1月21日に公正取引委員会から公表されました「知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針」の一部改正※を皆様と一緒に、読み解いて行きたいと思います。原則、特許権等の知的財産権の行使は独占禁止法の違反とはされません。しかし、新規参入の排除を目的とした既得権者間の排他的なクロスライセンスなど、正当な権利行使を超えて公正な競争を阻害するような場合は、独占禁止法違反とされる場合があります。今回公表された「知的財産の利用に関する独占禁止法上の指針」とは、どのような権利行使が独占禁止法違反に当たるのかについての、公正取引委員会の考え方を示すものです。今回の一部改正では、いわゆる「標準必須特許」の権利行使のあり方が焦点の1つとされ、標準必須特許の権利者に制限的な考え方が示されていました。ところが、昨年7月に公表された改正案について「特許保有者の権利を制限し過ぎてバランスを欠く」との批判が国内外から相次いだため、特許権者に配慮した修正が追加されたものとなっています。今回の分科会では、指針全体を読み進めながら、諸外国での紛争例も参考としながら読み進めていきたいと思います。事前の法律に関する知識・経験は不要ですので、ふるってご参加ください。
※ http://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/h28/jan/160121.html
   

★15:00-16:30 全体セッション:講義室 L
 全体セッションでは、前半は総合オーガナイザーである隅藏が、下記の話(日本機械学会で私がかかわったプロジェクトの報告を軸としたもの)をさせていただき、後半は、もうすぐ年度が替わることでもありますので、今後のSmipsについてのご希望、アイデアなどをブレインストーミングする時間にしたいと考えております。
 
15:00-16:15 全体セッション 講演と質疑応答(※1)

16:15-16:45 次年度以降のSmipsについてのブレインストーミング(※2)
 
※1 以下のような内容になります。

       テーマ:「新技術のリスクと安全~日本機械学会の事業で抽出された課題の総括と、今後の展望」
       講師:隅藏康一(政策研究大学院大学、日本機械学会・法工学専門会議 2014-2016年度 運営委員長)
【講師からのメッセージ】
 日本機械学会には、「法工学専門会議」が設置され、技術と法律の交錯するエリアで生じる諸問題とその解決策に関する議論・研究が行われています。2013年度から2015年度までの3年間は、同専門会議が中心となって、NEDOからの受託事業として日本機械学会連続講座「法と経済で読み解く技術のリスクと安全~社会はあなたの新技術を受け入れるか~」が開催されました。また、2016年1月にはこの連続講座に関連した書籍『新技術活用のための法工学』(民事法研究会)が刊行されました(私自身も、編集委員の一人を務めるとともに、第8章「オーダーメイド医療時代のリスクと安全」を執筆しました)。今回の全体セッションでは、新たな技術のもたらす社会的課題、特に安全性を担保するためにどのような社会制度が必要かということについて、上記の事業や書籍で議論されてきた内容を総括的に紹介するとともに、今後の課題を抽出したいと思います。また、知的財産に関連するいくつかの将来課題についても提起したいと思っております。自動運転車両、ロボット、ドローン、人工知能、オーダーメイド医療、といった技術がもたらす社会的課題について、一緒に考えてみませんか。多くの方々のご参加をお待ちしております。
 
※2 次年度以降のSmipsに何を求めるか、どうしたいか、ということについて、皆様のご意見を伺い、ブレインストーミングいたします。Smipsの分科会オーガナイザーや事務局員でないかた、初参加のかたも、ぜひ自由にご発言ください。
 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
※分科会の詳細が決まり次第更新いたします。
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
       テーマ:温故知新-御木本幸吉の特許戦略
       講師:永井オーガナイザー(司会:安彦)

【講師からのメッセージ】
 真珠王と謳われる「御木本幸吉」。しかし、御木本は、単なる発明家ではない。日本の十大発明家の中でも異色の存在である(他の9人は、学者7人、技術者2人)。当初、成功率が1~2%だった養殖真珠の事業化に成功の陰には、巧みな特許戦略があった。積極的な特許の権利行使、開発に学者の助言を仰ぐ産学連携など、今でも参考になるものがある。明治天皇への「世界中の女性の首を真珠でしめてご覧に入れます。」との大見得を実現させた御木本の特許戦略に迫る。

 
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子・楠浦崇央)
 
○ 知識流動システム(KMS)分科会 (西村由希子・天元志保・長壁健)講義室:I
   

※今月お休みの分科会
○ 産学連携によるイノベーション分科会(山本貴史)
○ 研究現場の知財分科会 (山田光利)