第187回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第187回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2017年5月13日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)

※詳細は随時更新いたします。

★13:00-14:30 セッション1
○ 産学連携によるイノベーション分科会(山本貴史)
    テーマ:東京大学におけるベンチャー投資について
    講師:大泉克彦様(東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 代表取締役社長)
 官民イノベーションプログラムにおけるベンチャー投資のこれからについてみなさんで考える場としたいと思います。
    
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
    テーマ:著作権法上の絶版書の著作権の取扱いとアーカイブ化の手続 
    講師:足立オーガナイザー
 同日のエンタメと知財分科会企画「絶版書を用いた電子書籍ビジネスとアーカイブ構築」の開催に合わせ、著作権法上の絶版書の著作権の取扱いとアーカイブ化の手続を取り扱います。
 著作物を文書又は図画として出版できる権利、すなわち出版権は、著作権法上の様々な権利の中で、多くの方にとってあまり馴染みのない権利です。しかし、電子書籍の普及により出版の敷居が下がる中で、2015年から出版権の範囲に電子書籍も含まれるようになるなど、出版社と著作者の複雑な関係は今しばらく続きそうです。
 本分科会では、従来の紙媒体書の出版・重版の流れと、著作者と出版社が有する権利と交渉力、そして絶版後の著作者の権利を確認し、電子書籍の場合ではどうなるのかを解説します。
 また、本年2月に公表された文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会の「中間まとめ」※で言及された、次の著作権法改正で盛り込まれることが見込まれる「著作物等のアーカイブの利活用促進 」についても、皆さんと議論したいと思います。
※http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/pdf/h2902_chukanmatome.pdf
 事前の準備や法律知識・経験は一切不要ですので、どうぞご参加下さい。
  
★15:00-16:30 全体セッション:講義室 L
    テーマ:IoT時代への新しい知財・標準化戦略 〜欧州企業の最新動向から戦略を検討する〜 
    講師:二又 俊文 様(東京大学政策ビジョン研究センター 客員研究員)
    特許戦略工学分科会による企画です
【講演者からのメッセージ】
IoT、ビッグデータ、AIなど技術革新の中、企業環境は「100年に一度ともいうべき歴史的転換点」(小川紘一)を迎えている。さまざまなイノベーションが生まれ、国際競争は熾烈化し、取り巻く環境は厳しい。そのチャレンジは欧州のレガシー企業も例外ではない。今回講演では、日本では比較的馴染みが薄い欧州企業における取組をシーメンス、ノキアに見る。両社はそれぞれ170年、150年の長い歴史を持つ欧州を代表するレガシー企業であるが、シーメンスには大胆な企業再編とデジタリゼーションへの取組み、ノキアには基幹事業の端末部門を切り離し、ネットワークをもつアルカテル・ルーセントを2兆円で買収するなど大胆な企業再編への取組を行っている。IoT時代に向けて欧州レガシー企業がどのように進んでいるのかを現場取材などを踏まえ分析し、そのなかからIoT時代への新しい知財・標準化戦略はどうあるべきかご一緒に考えたい。
 
【講演者のプロフィール】
ドイツ、シンガポール駐在の後、パナソニックモバイルコミュニケーション知財交渉責任者(CLS)として海外知財交渉を多数遂行。パナソニック退社後、2007年~2012年イタリア本社の知財管理会社Sisvelの日本法人代表取締役。2013年より東京大学政策ビジョン研究センター客員研究員。知財・標準化戦略の研究のほか、各種人材育成プログラムで活動中。特許庁グローバル人材育成プログラム(H26-H28年度)講師・委員。東大戦略タスクフォースリーダー育成講座講師(2015年より)。三菱総合研究所客員研究員。海外(米国、中国、シンガポール)でも講演。グローバルIPストラテジスト(IAM300)。
   
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
○ 産学連携分科会(長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
    テーマ:産学ネットワークを活用した中国ビジネスの起業
    講師:永野剛様(株式会社リテラシーズ 代表取締役社長) 
 永野様は中華人民共和国西安市の西北大学への留学、流通経済大学卒業後、大企業等を経て、亜細亜大学大学院アジア・国際経営戦略研究科でMBA取得後、東京和僑会事務局長に就任。その間、海外進出企業経営者等とのネットワークを構築され、日本企業の組織を熟知した上で、2014年リテラシーズを起業され、中国ビジネスなどを展開しておられます。産産連携や学会等での産学連携を有効に活用された中国ビジネスの起業と展開についてお話いただきます。
  
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
    テーマ:IoT時代における新たな重要ツール〜戦略実現のための交渉力〜
    講師:二又 俊文 様(東京大学政策ビジョン研究センター 客員研究員) 
【講演者からのメッセージ】
今日のようにコネクテットな社会に突入すると、イノベーション創出の方法は変化し、さまざまな業種、さまざまな国々の関係者との出会いと協業から生まれることが中心になっている。従来のような自前開発主義を貫くだけではイノベーションを生み出し続けることはできない。たとえば自前開発主義のリーダーでもあった本田技研工業が今オープンイノベーションに大きく舵取りした例などのように、多くの企業が今日「アウトリーチする戦略」にその姿勢を変化させている。しかし、外に向かうことは、一方で戦略が重要であると同時に、実はその戦略を具体化するために様々な相手と交渉ができるスキルセットも欠かせない。本分科会では、2017年度特許庁グローバル人材育成プログラム教材「オープンイノベーションと多数当事者間交渉」を使いながら、チーム議論形式で議論し、戦略実現の重要なツールとしての交渉のありかたを考える。
  
エンタメと知財分科会(新井秀美・山田光利)
    テーマ:絶版書を用いた電子書籍ビジネスとアーカイブ構築 ~海賊版を倒せる唯一の方法~ 
    講師:赤松健様(株式会社Jコミックテラス 取締役会長/公益社団法人日本漫画家協会 理事)
漫画家の赤松健先生にお越しいただき、上記のお題でお話しいただきます。
赤松先生からもアグレッシブな議論を、とのお話しをいただいておりますのでみなさま奮ってご参加ください。

※事前申し込みもFacebookアカウントも必須ではありませんが、参加人数の大まかな把握のため、参加予定の方は本イベントページで「参加」を選んでいただければ幸いです。

https://www.facebook.com/events/249905712148789/

【概要】
AmazonのKindle Unlimitedやkindleをはじめとした電子書籍など、紙媒体ではなく技術の発展に伴う書籍の媒体や取次を介した流通の仕組みが変わりつつあります。電子書籍は書店のスペースをとることなく販売でき、ペーパーレスで資源環境として優しいとも評価されていますが、同時に海賊版も多数存在し、全世界で広く流通しているのが現状です。
また、日本の出版社が優先的に電子化するのは「リクープ(電子化投資額を回収)可能なタイトル」が主であり、絶版書に至っては出版社が電子化する権利を持っていません。この絶版書ジャンルを作者の収益に結びつけ、かつアーカイブ
として正しく後世に残していくことは、電子書籍業界の急務と言えるでしょう。
そこで今回は、海賊版が事実上野放しになっている絶版書籍を利活用して、広告利益を作家に100%還元する仕組みを作っている「マンガ図書館Z」を運営する赤松健先生にお越しいただき、お話しをお伺いします。
出版という形式が再構築されている段階において、コンテンツ力ある絶版本を公開したことでマネタイズ以外にどういった作用が作家に生まれたかなどお聞きします。
「電子書籍版YouTube構想」と言われている新機能もリリースされたばかりです
ので、講義前にぜひサイトをご覧ください。無料で読むことができます。

https://www.mangaz.com/

企業理念
> 日本が誇るマンガ文化の発展に貢献する。
> これまでに生まれた数々の名作のマンガを手に入れることは難しいのが現実です。違法コピーがはびこり、作家の利益も損なわれています。私たちは、名作のマンガを無料で読むことができるサービスを、日本に限らず、世界に届け、
作家も読者も、そして、マンガにかかわるあらゆる方々がハッピーになる究極の世界の実現を通じて、マンガ文化の発展に貢献します。

※重要 当会は講義中も端的にご質問いただくなど参加者からの積極的な議論を歓迎しています。

事前に共有するとよい書籍やweb上の記事などございましたらFacebookイベント
コメント欄へお寄せください。
【下記参考としてオーガナイザーからピックアップしました】
赤松健の「マンガ図書館Z」、物議醸した“電子書籍版YouTube”機能を正式公開

http://kai-you.net/article/40117

欲しい漫画が書店にないのに重版がかからないのはなぜ?というお話 –
Togetterまとめ https://togetter.com/li/1068084
実は面倒な電子書籍 – Chikirinの日記

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20170304

“ちきりん氏の「実は面倒な電子書籍」がウソだらけな件”を検証してみる:見て歩く者 by 鷹野凌

http://www.wildhawkfield.com/2017/03/apology-and-verification.html

書籍読み放題「Kindle Unlimited」で作家の稼ぎ方はどう変わるのか? 鈴木みそ氏らが日本独立作家同盟のイベントで討論 – INTERNET Watch

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/1017240.html

鈴木みそは「アマゾン読み放題」で儲かったのか!? 金額発表!

http://www.misokichi.com/chinge/2016/09/post-295.html

  
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子・飛澤宗則)
    テーマ:Okinawan Dreams~笑顔で行動を興すコーディネート活動~ 
    講師:宮里大八様(琉球大学 特命准教授)
■講演者からのメッセージ
沖縄の産学官連携の歴史は、多くの夢や志を持った企業経営者、情熱や誇りを持ちながらオンリーワンの研究に没頭する研究者、沖縄のビジョンや自立した地域振興を願う行政職員、新しい公共として地域の課題に真剣に取り組みながら希望の光を照らすNPO等、そして、それらを繋ぐコーディネーターが築き上げてきたものです。その想いを持ち、私は日々、笑顔を忘れずにコーディネート活動を行っています。 
沖縄でのコーディネート活動は、かつての琉球王国時代の先人たちがそうであったように、国内にとどまらず、アジア、そして世界へとつながっています。私の想いは、次の世代に受け継がれ、新しい起業家・社会起業家が生まれてきています。今回の講演ではコーディネート活動を通して、沖縄に対する想いや若者に対する人材育成の取り組みをお話しします。
■講演者プロフィール
沖縄県本部町備瀬出身 本部町立上本部小学校
上本部中学校、県立本部高等学校
H10年 琉球大学工学部電子・情報工学科卒業
H10年~H12年 株式会社トロピカルテクノセンター
H14年 沖縄国際大学大学院 地域産業研究科 修了
H12年~H15年 沖縄県企画開発部、観光商工部
H15年~H16年 米国 フェルミ国立加速器研究所客員研究員
H16年~H18年 財団法人 沖縄県産業振興公社 プログラムオフィサー
H18年~H22年 株式会社 沖縄TLO 取締役
H20年~H25年 国立大学法人琉球大学 産学官連携推進機構 特命准教授
H25年~H26年 株式会社沖縄ヒューマンキャピタル マネージャー
H26年~在学  京都造形芸術大学通信学部デザイン科ランドスケープデザイン 
H26年~現在  国立大学法人琉球大学 地域連携推進機構 特命准教授
【受賞】
H22年11月 独立行政法人科学技術振興機構(JST)イノベーションコーディネータ若手賞
【社会貢献活動】
一般社団法人Enactus JAPAN 共同代表理事、公益財団法人みらいファンド沖縄 理事、
一般社団法人沖縄ビジネスインキュベーションプラザ 理事、一般社団法人沖縄和僑会 理事、
特定非営利活動法人備瀬島づくりの会 理事、沖縄地域社会ビジョン大学院 学長
  
知識流動システム(KMS)分科会(西村由希子・天元志保・長壁健)
    テーマ:東川小学校7月22日(土)実施分「発明・発見教室」の打ち合わせ
※ 今回は17:00-18:30での開催です。
 7月実施分「発明・発見教室」のテーマは「半導体」となりました。このどの側面を小学生に分かるよう説明し、子ども達に発明・発見のタネを植えるかがカギです。現在、企業のサイトを参考にしています。

http://www.tel.co.jp/museum/

 半導体がらみのお仕事をされている方、お知恵と半導体レクチャーポイントをご指南ください!