第205回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第205回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2019年7月6日(土) 場所:政策研究大学院大学5階 参加費:無料

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)

 
★13:00-14:30 セッション1:いずれかお好きなものにご参加ください
  
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡・山田光利)
    テーマ:スタートアップと省庁は共に成長できる関係へ――経産省からメルカリに出向した8カ月の体験談
    講師:八木 春香 様(経済産業省 大臣官房 秘書課 課長補佐(採用担当))
 日本を代表するスタートアップ企業・メルカリに、経済産業省の職員が出向する取り組みが2018年8月から2019年3月に渡って行われました。
 この取り組みは経済産業省が2018年に創設した、意欲のある職員をベンチャー企業等に派遣し、スピード感ある経営現場での経験等を通じて政策遂行力を育成する「経営現場研修」の一環ですが、この時期はメルカリが決済サービス・メルペイをリリースするタイミングと重なっており、まさにスタートアップの最前線を経験したと言えます。
 今回は、同制度の第1号案件として実際にメルカリ・メルペイに出向した八木春香さんをゲストに招き、
(経産省として)
・経産省の掲げるミッションについて
・日本のスタートアップをどう見ているか、何を期待しているか
(1個人として)
・経産省ではどんな仕事をしているか、してきたか
・なぜ出向先にメルカリを選んだ(決まった)のか
・メルカリ出向を通じて学んだこと
・メルカリ側にどんな貢献ができたと感じているか
・出向で感じたスタートアップの良いところ、問題点など
・そもそも「政策遂行力」って何なのか
 といった話を通じて、今後の省庁とスタートアップの関係について考えたいと思います。
 
※参考記事
・経産省職員がメルカリで得たものは? 約8ヶ月の研修期間を振り返る

https://mercan.mercari.com/articles/13010/?rich

・【寄稿】経済産業省職員がメルカリ・メルペイへの派遣で学んだこと https://merpoli.mercari.com/entry/2019/04/16/070000
 
○ 知識流動システム(KMS)分科会(西村由希子・天元志保・長壁健)
    テーマ:発明・発見教室の振り返りと、今後の実施計画について
 先日6/29に、都内・東川小学校で「水と油は混ざらない!? 界面活性と乳化のはたらき」をテーマに、保護者を含む約60名に向けて「発明・発見教室」を行いました。下記サイトの実施報告を上げましたのでご参照ください。

http://www.smips.jp/KMS/2019/07/01/emulsification_repo/

7/6の分科会ではその振り返りをしつつ、次回(8/25、12/14)を含む、今後の実施計画について話し合います。
 発明・発見教室「シャボンの科学」と「ロケットカーで学ぶニュートンの法則」(8/25)
  http://www.smips.jp/KMS/2019/06/22/hatsumeihakken20190825-top/
 
 また、7/7(日)には協働するコドモチョウナイカイのWSへ天元が参画します。

https://www.city.minato.tokyo.jp/bungeishinkou/bunkaprogram/h31/kodomochounaikai.html

そのほか、近々では、7/24には学研系学童の「クランテテ三田」と連携し、発明・発見教室「飛ばす、舞う~飛行機が「遠くに飛ぶ仕組み」を考える~」も予定中です。https://clantete.com/camp.php?cd=4
実施ボランティアや参加者も募集していますのでお気軽にご連絡ください♪
 
★15:00-16:30 全体セッション
    テーマ:クリエイティブの可能性〜さまざまな社会課題解決のために〜
    講師:石川 淳哉 様(株式会社ドリームデザイン 代表取締役社長)
    ※ 産学連携によるイノベーション分科会(山本貴史・隅藏康一)による企画です。
 課題先進国日本において、わたしたちの周りには、今すぐ解決していかなければならない、いくつもの課題(ISSUE)が横たわっています。自らの職能であるプロデュースとクリエイティブの経験をもとに、課題解決へと自発的に取り組んでいらっしゃる、ソーシャル・バリュー・プロデューサー石川淳哉様に、これまで携わったプロジェクト、将来展望などについて、お話しいただきます。
 石川様は、世界のさまざまな社会課題を解決するために、クリエイティブの可能性を追求なさっていらっしゃいまして、これまでの主な仕事に、書籍『世界がもし100人の村だったら』、イベント「2002 FIFA WORLDCUP PUBLICVIEWING IN TOKYO」、ピースアートプロジェクト「retiredweapons」、311復興情報配信プロジェクト「助けあいジャパン」、アルバム「日本の恋と、ユーミンと。」などがございます。
【ウェブサイト】http://dream-d.net/ishijun/
【ご略歴】https://dream-d.net/ishijun/profile/
 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
 
○ 産学連携分科会(長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
    テーマ:コンテンツ利用におけるブロックチェーン技術活用の法的課題
    講師:張 睿暎 様(獨協大学法学部 教授)
    ※日本知財学会・大学発イノベーション分科会との共催です
概要:上記利活用の実例,およびその法的課題
参考:「著作権登録およびコンテンツ利用におけるブロックチェーン技術の活用可能性と課題」

https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I029100909-00 

 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
    テーマ:尖った人材を育てる価値デザイン社会の実現に向けて
発表:
(1)「知的財産推進計画2019」について:久野敦司分科会オーガナイザー
(2)「人材と組織の強みの発揮」と「三位一体」の実現:岡崎邦明分科会オーガナイザー
モデュレーター:片岡敏光分科会オーガナイザー
司会:永井隆分科会オーガナイザー
 
去る6月15日に閣議決定された「イノベーション統合戦略2019」のもとに、6月21日に「知的財産推進計画2019」が決定されました。

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/kettei/chizaikeikaku20190621_gaiyou.pdf

これまでの知的財産推進計画とは抜本的な改訂ということで、
1「脱平均 2「融合」3「共感」 を3本柱として掲げています。
我々オーガナイザーは、この計画は画期的と高く評価しています。というのは、当分科会発足当時から提案し、活動していたことに通じる内容が若干なりとも盛り込まれており、記念すべき分科会発足15周年目にして、実現に向けて一歩前進と考えているからです。
 7月例会では、これらの3点に焦点を当てて、この2019年の推進計画や同時に公開された推進計画実践のための下記報告書「ワタシから始めるオープンイノベーション」を中心に、皆さんと忌憚のない活発な議論を展開したいと願っております。
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/190621/sankou.pdf
この報告書は、キーワード「脱平均」にふさわしく、「宇宙人」が登場するなど、ワクワクするストーリーが満載で、オープンイノベーションタスクフォース委員の率直な想いで満ちています。また、実践に向けて、様々な事例、それぞれの立場に合わせたチェックリストも掲載されています。ぜひ、ご一読ください。
7月例会は、5月、6月例会でご協力いただきましたR&Dイノベーション研究会の皆様のご発表を受けつぎ、「三位一体のパテントポートフォリオ構築」にも役立つ、当分科会オーガナイザーからの発表と位置付けております。ぜひ、ご参加ください。
 
★オーガナイザープロフィール★
久野敦司(ひさのあつし):1956年生まれ、海上保安大学校卒。巡視船通信士、海上保安大学校教官を経て、1980年 オムロン(株)入社。研究開発、知財戦略、事業戦略などに従事、 センシングデータ流通市場創設の初代プロジェクトリーダーを最後に、2016年 オムロン(株)を定年退職。現在は、PatentIsland株式会社の代表取締役社長
岡崎邦明(おかざきくにあき):岡﨑人材開発研究所代表。1976年からオムロンにて金融システムなどの開発に従事。その後、金融/流通システムのアジア欧米事業展開を担当。1998年からソフトウェア調達部長として、インド、中国などでのソフト開発を指揮。2002年ソフトウェア会社を設立、海外アウトソーシング事業を推進。35年30ヵ国以上にわたる多くの成功・失敗の経験をもとに、人の思考行動特性について分析し2005年人材分析手法を構築。2013年穴太衆積みをヒントに組織分析/活性化手法を構築。2016年岡﨑人材開発研究所を設立し現在に至る。
片岡敏光(かたおかとしみつ):(株)パットブレーン代表取締役、アンリツ(株)にて黄色公衆電話機開発、知財業務に従事、テレホンカード、最安値回線選択装置など、数々の画期的基本特許取得に貢献後、2007年(株)パットブレーンを設立、以来、「No.1知財創造で勇気と自信を培おう!」を旗印に活動、TRIZ、TOC、等価変換理論、気質分析等の諸技法の融合、No.1ポジション獲得について研究中。
永井 隆(ながいたかし):(弁理士)、大阪大学基礎工学部卒、東京工業大学大学院修士。三菱ガス化学(株)(開発部門を経て知財部門)、2017年より特許庁(審判決調査員:審判部で審決・判決の分析等)。
 
○ エンタメと知財分科会 (新井秀美)
    テーマ:発電と知財
    講師:小野貴久様(電力会社勤務)
 講師の小野様は、電力会社勤務で知財(主に特許)の調査分析に従事して12年。AIPE知的財産アナリスト、中小企業診断士でいらっしゃいます。オーガナイザーの新井は一昨年から風力発電関連のスタートアップの手伝いをしており、どれがどう強みがあって世界はどうなのかが知りたいと思っています。この界隈にご興味ある方のご参加お待ちしています。
 
今回お休みの分科会:知財キャリア分科会 (上條由紀子)