第143回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第143回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時:2013年2月9日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料

★13:00-14:30 セッション1
○ ライセンス・アソシエイト分科会(オーガナイザー:山本貴史):講義室L
   テーマ:ライセンス or ベンチャー起業
 発明者から発明の開示を受けた時に、「ベンチャーの起業を考えている。」と言われた場合、既存の企業へのライセンスを勧めるべきか、ベンチャーの起業を勧めるべきか? これは結構悩むところです。そこで、このテーマについて、模擬ケースや実際の起業支援のケースを交えてディスカッションを行いました。

 
★15:00-16:30 全体セッション:講義室 L
   テーマ:実証的研究に基づく技術革新を生み出す組織マネジメントと個人特性
   講師:櫻井敬三 様(日本経済大学 大学院経営学研究科教授、同大価値創造型企業支援研究所所長)
 櫻井様は、㈱荏原製作所、横河電機㈱、ローム㈱、東工大などを経て、金沢星稜大 経済学部 教授、そして現在は、日本経済大学 経済学部 大学院経営学研究科 教授を務めていらっしゃいます。ご研究テーマである、技術経営、設計工学、創造工学、技術・生産管理、研究開発組織、中堅・中小企業の自主独立型企業へ脱皮するプログラム策定、日系企業と地場企業の技術伝播と経営の関係、国際分業化の価値創造対応策、といった事項について、関連するお話を伺いました。
 

★17:00-18:30 セッション2
○ 特許戦略工学分科会(オーガナイザー:赤間淳一・片岡敏光・安彦元・久野敦司):講義室 L
 全体セッションに引き続き、特許戦略工学分科会セッションでは、櫻井様を囲んで、ご講演いただいた内容を踏まえて、フリー討論をいたしました。
 
○ 産学連携分科会(オーガナイザー:長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃):講義室 K
   テーマ:リサーチアドミニストレーターの仕事
   講師:白井哲哉様(京都大学 リサーチアドミニストレーター)
 URAを採用し育成する事業がいくつかの大学で行われていますが、URAのミッションや業務範囲については、各大学で対応が異なっているようです。URAはどんな仕事か?その現状と将来;自分の研究や技術がどんな形で今の仕事に結び付いたか?;研究所と大学では、研究や技術のどんなところが違うのか?;大学でのキャリアパスや人材育成はどのように行われているのか?;仕事の範囲はどこまでか?規制対応、アウトリーチ対応なども行うのか? といったことについて、ご講演いただき討論しました