第152回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第152回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時:2013年12月14日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料

★13:00-14:30 セッション1
○ ライセンス・アソシエイト分科会(山本貴史)
   テーマ:「イノベーションを創出する思考」
 どういう時にイノベーションは起こり、どういう人がイノベーションを創出できるか、イノベーションを創出する思考法は何か、ということについてディスカッションいたしました。
 
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
   テーマ:「著作物のライセンスについて」
著作物のライセンスについて、2チームに分かれてのライセンス交渉のワークショップを通じて、議論しました。著作物といっても、ソフトウェアからエンタメのコンテンツまで幅広くありますが、議論の中では、著作権特有の問題はどの当たりにあるのかの勘所を感じ取って頂ける分科会となりました。
 
○ フードビジネス分科会 (塚田周平・島田宝宜)※偶数月に開催
  オーガナイザーミーティングを行いました。
 
○研究現場の知財分科会 (山田光利)
   テーマ:日本と比べて、オランダでの研究生活どうですか?
   講演者:橋本佑介 様(ラドバウド大学・博士(理学))
オランダで研究なさっている橋本様を迎えて、オランダの研究生活やオランダ物理学会主催の産学連携ワークショップ等の話を聞く機会となりました。
 
★15:00-16:30 全体セッション
   テーマ:知財部門、知財担当者の地位向上のための施策
   講演者:谷川英和 様(IRD国際特許事務所 所長・弁理士、東京工業大学 客員教授、博士(情報学))(特許戦略工学分科会による企画です。)
 
★17:00-18:30 セッション2 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
   テーマ:「特許戦略工学分科会と特許工学」
   講演者:講演者:谷川英和 様(IRD国際特許事務所 所長・弁理士、東京工業大学 客員教授、博士(情報学))
 分科会発足10周年を記念して、発足当時の特許戦略工学分科会のこと、PML、特許工学のツール、PMLを用いた統合特許ツール、世の中のツール全体のお話を谷川先生からしていただきました。
 
○ 産学連携分科会 (長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
   テーマ1:名古屋大学における研究支援の取り組みとURAホットトピック
   講演者:天野優子 様(名古屋大学リサーチ・アドミニストレーション(URA)室)
 
1.名古屋大学における研究支援の取り組み
 名古屋大学は、文部科学省「リサーチ・アドミニストレーター(URA)を育成・確保するシステムの整備」に平成23年度に採択されました。URAは既存組織(産学官連携推進本部、研究推進室など)とどのように連携・協働しているのか、URAとしてどのように自己研鑽に励んでいるのかなど、実務者の立場から報告していただきました。加えて、新体制(学術・産学官連携推進本部)への移行について紹介がなされました。 
2.URAホットトピック
 URAホットトピックでは、文部科学省 産業連携・地域部会イノベーション創出機能強化作業部会、研究・技術計画学会、URAシンポジウム、RA研究会におけるURAに関する議論の報告がありました。また、研究大学強化促進事業、COI STREAMなど大型研究プロジェクトにおけるURAの重要性について考察しました。
 
   テーマ2:大学職員としての民間キャリアの活かし方
   講師:新道真代 様
 ポスドク経験後、民間側からできる研究者支援を続けた後、再度アカデミア側に入ることになった新道様に、民間でのキャリアを産学連携・知財活用が進む大学でどう生かすのか、知識生産体としての大学の現状、などのお話をいただきました。