第162回 知的財産マネジメント研究会

日時 2014年11月8日(土)
場所 政策研究大学院大学・六本木校舎

※ 今回は、5階 講義室Fにて受付・全体セッションを実施いたします。
いつもと同じフロアですが別の部屋ですので、ご注意ください。

★13:00-14:30 セッション1 
○ 産学連携によるイノベーション分科会(山本貴史):講義室F
 日本でイノベーションが中々起こらない企業統治システムというテーマでみなさんとディスカッションしたいと思います。お気軽にご参加下さい!
 
★15:00-16:30 全体セッション:講義室F
   テーマ:新しい局面を迎えた学術情報流通~オープン・アクセスが研究者コミュニティや知財活動に与える影響~
   講師:林和弘 様(文部科学省 科学技術・学術政策研究所科学技術動向研究センター 上席研究官)
      (日本知財学会・知財学ゼミナール共催)
 この分野のエキスパートでいらっしゃる林様に、オープンアクセス・ジャーナルの現状、変わりつつあるピアレビューシステム、アルトメトリクス(SNSを活用した未来予測)、クリエイティブ・コモンズ、などをテーマに、これらの動きが研究コミュニティにどのような変化をもたらすのか、また、知財活動にどのような影響があるのか、ということも含めて、お話しいただきます。
 
★17:00-18:30 セッション2 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆):講義室F
   テーマ:直木賞受賞池井戸潤作「下町ロケット」を題材に知財を考える ~人の行動パターンと組織のあり方~
 「下町ロケット」は、TBS系ドラマでヒットした「ルーズヴェルト・ゲーム」の原作者・池井戸潤氏の小説です。(第145回直木賞受賞)この小説では、中小企業の佃(つくだ)製作所が、主要取引先から取引終了の通知を突然受け、ライバル企業から特許侵害で訴えられます。その苦しいとき、大企業の帝国重工から、佃製作所が保有する特許権を20億円で購入したいともちかけられ、苦境の中で活路を見出してゆくストーリーです。この中で、佃製作所の佃社長、神谷弁護士、帝国重工の財前開発担当部長などの人物の行動と組織の意思決定は、特許とは何か? 知財はどうあるべきかを問いかけてきます。今回「下町ロケット」の登場人物の行動、知財の視点などについて、岡崎オーガナイザーが分析したので、発表していただきます。そして、人材の簡易分析演習も行い、これからの知財の時代における自分力の発揮と組織のあり方などについてディスカッションしたいと思います。奮ってご参加下さい。

 

○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子・楠浦崇央) :講義室E
  テーマ:大学研究室、そして研究者個人の知財戦略
  ゲスト:菅野 務夫 様(徳島大学農工商連携センター 特任助教/理学博士)
【講演者からのメッセージ】自分は発明塾で知財戦略、発明創出を学びました。本講演では、「大学の研究室」にいる立場、そして「研究者個人」の立場として、知財戦略や発明創出の手法をどのように活用できるのか、自分自身のキャリアを踏まえて、参加者の皆さんとご一緒に議論したいと思います。よろしくお願いいたします。
 
※ 本日お休みの分科会:法律実務(LAP)分科会、知識流動システム(KMS)分科会、研究現場の知財分科会、産学連携分科会
※ フードビジネス分科会は、原則として偶数月のみ開催です。