第161回 知的財産マネジメント研究会

日時 2014年10月11日(土)
場所 政策研究大学院大学・六本木校舎

★13:00-14:30 セッション1
○ 研究現場の知財分科会 (山田光利):講義室L
  ※今回は13時~と17時~の二部構成で開催します。(片方のみでも完結する内容です)
   テーマ:クラウドファンディングで集めた研究費の管理いったいどうなってる?
       ~academist第1号プロジェクトの事例紹介~
   講演者:柴藤亮介 様(株式会社エデュケーショナル・デザイン代表)
 今回は「深海生物テヅルモヅルの分類学的研究」をケーススタディとして、集まった支援金は研究者に直接渡る?研究機関を経由する?・支援者へのリターンに対して研究機関から何か指摘はあった?・どのタイミングで研究機関に相談した?・誰に相談した?研究室のPI?URA?など、学術系クラウドファンディングならではのポイントを中心に話していただきます。クラウドファンディングの活用を考えている研究者の方も、所属研究員から相談される可能性のある研究機関の職員の方も、ぜひ一緒に意見交換させていただければと思います。
 
○ 知識流動システム(KMS)分科会 (西村由希子・天元志保・長谷川実里・藤井優子):講義室I
 今回は「錯視・錯覚」について議論します!錯視、錯覚はどういう仕組でおきるのか?それをうまく説明するにはどうするか?どんな例が適切か?などなど、難解な知識をわかりやすく伝える方法について、みんなでいろいろ知恵を絞りたいと思います。発明発見教室向けのクイズの作成や実験の検討なども合わせて行う予定です。

 
★15:00-16:30 全体セッション:講義室 L
   テーマ:これからの日本企業のとるべき知財戦略
   講演者:ヘンリー幸田 様(DLA Piper法律事務所・東京 シニアカウンセル、米国弁護士)
       (日本知財学会・知財学ゼミナール共催)
 今回は、ヘンリー幸田先生に、米国企業に見る知財戦略の成功例と失敗例、日本企業による知財活動の課題、などについて、お話しいただきます。
 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
○ 研究現場の知財分科会 (山田光利) 講義室L
  ※今月は13時~と17時~の二部構成で開催します。(片方のみでも完結する内容です)
   テーマ:とあるポスドクの研究生活とacademist活用の裏側
       ~学会参加や野外調査に使えるお金と時間の実態について~
   講演者:岡西政典 様(京都大学 フィールド科学教育センター 瀬戸臨海実験所)
 今回のゲスト・岡西さんは「海洋生物の自然史科学に関わる人材育成」に関するプロジェクトの研究員として雇われており、プロジェクトの活動である教育実習とうまく連動させながらコツコツと研究を進めています。講演では、その辺りの日々の具体的な時間の使い方、業務の連動の工夫についてお話いただく予定です。また、「academist」で研究費の獲得に成功した際の裏話も合わせてしていただく予定です。
 
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子・楠浦崇央) 講義室F
   テーマ:IPとITでカジュアル起業~本当に好きなことで稼ぐ~
   講演者:大坪和久 様(サイテックシステム有限会社 代表取締役社長/パテントサロン管理人
      /日刊知財発行人/知財系SNS ippippi 管理人)
 今回は、知財業界の方であれば必ずお世話になっている、特許・知的財産情報ポータルサイトの「パテントサロン」を主宰されている、サイテックシステム有限会社代表取締役社長、大坪和久氏に「IPとITでカジュアル起業~本当に好きなことで稼ぐ~」というテーマでご講演いただきます。
【講演者よりメッセージ】
「大手メーカー知財部を辞めて独立・起業した実例と、その過程で実感した、起業・事業のポイントについてお話します。」
 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆) 講義室E
   テーマ:『黒田官兵衛に学ぶ知財軍師のあり方』・・豊臣秀吉と黒田官兵衛を中心とした組織から学ぶ・・
 今回は、全体セッションでのヘンリー幸田先生のご講演「これからの日本企業のとるべき知財戦略の方向性」と関連づけて下記のテーマを企画致しました。NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」は、今日の日本の産業界および知財部門が抱えている問題とその解決の方向を見事に描いています。豊臣秀吉と黒田官兵衛を中心として秀吉軍(中国平定軍)の人材と組織について、岡崎オーガナイザーが分析されましたので、結果を発表していただき、人材の簡易分析手法の演習を行い、今後の新しい時代を切り開くための組織のあり方、自分力発揮の仕方についてディスカッションいたします。時間があれば、理研問題についても言及したいと思います。