2019.06.08

第204回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第204回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2019年6月8日(土) 場所:政策研究大学院大学5階 参加費:無料(ただし17時からのKMS懇親会の飲食代は有料)

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)
※詳細は随時更新いたします。

 
★13:00-14:30 セッション1:いずれかお好きなものにご参加ください
  
○ 産学連携によるイノベーション分科会 (山本貴史・隅藏康一)
    テーマ:京大オリジナルが取り組むナレッジトランスファー(仮題)
    講師:大西 晋嗣 様(京大オリジナル 取締役) 
 今回は、京大オリジナルが取り組む技術移転ではない「ナレッジトランスファー」について深くお聞きしたいと思います。一度、UNITTでも「京大オリジナルって何だ?何をするんだ?」というセッションを持ちましたが、きっとその時よりも事業ドメインも明確化しつつあると思いますので期待大です。
 ご案内の通り、特に欧州では技術移転ではなくナレッジトランスファーが主流になりつつあり、元関西TLOの代表である大西さんが京大オリジナルに転身された背景には、今後の産学連携の方向性を示すものがあると思います。
 
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡・山田光利)
    テーマ:スタートアップの「エコシステム」を理解する
    講師:川端 康夫 様(アクティブビジョン株式会社 代表取締役)
 特許庁が近年力を入れているスタートアップ支援。スーパー早期審査など手続き面の施策に留まらず、スタートアップ知財コミュニティサイト「IPBASE」を今年から立ち上げ、専門人材の支援によるスタートアップの事業加速を目指す「IPAS(IP Acceleration program for Startups)」も2019年度の企業募集が始まりました。
参考:IPAS2018 成果事例集 https://www.jpo.go.jp/support/startup/document/index/jireishu.pdf
 4月に行われた特許庁・松本氏のスタートアップ支援政策を振り返る全体セッションでは、「スタートアップを理解している知財人材が少ない。先生ではなく、一緒に成長してくれる知財人材が求められている」という話がありました。その問題提起を受けて、今回の法律実務分科会では、スタートアップ支援に長年関わってきた川端康夫氏をゲストに招き、「スタートアップの成長を支えるエコシステムの全容」について話題提供いただくことにしました。
「多くのスタートアップが生まれてから成長していく過程で、どのような課題が生まれ、どのような支援が行われ、どう解決されていくのか(あるいは、課題を解決できずに終わるのか)」
スタートアップに対して知財業界のできることを押し付けるのではなく、まずはフラットな気持ちで「スタートアップを支援するとはいったいどういうことなのか」を見直す機会になればと思います。
【講師プロフィール】
電通に入社後、電器メーカーや通信系の企業等を長年担当。その後KDDIへ出向し、新規事業立ち上げやベンチャー投資・育成に関わる。2013年には英国のタクシーサービス企業Hailo(ヘイロー 現・myTaxi)へ、KDDIオープンイノベーションファンドからの投資を担当するとともに日本法人のCOOとして国内の事業立ち上げを担当した。2017年に独立してアクティブビジョン株式会社を設立。大手企業とスタートアップ企業双方の事業創造・成長のサポートを手がけ、短期的な戦略コンサルティングの後に必要となる、地に足のついた伴走型の戦術コンサルティングを手がける。
 
★15:00-16:30 全体セッション
    テーマ:大企業は、本当にスタートアップを求めているのか
    講師:本間 充 様(アウトブレインジャパン 顧問/アビームコンサルティング 顧問/事業構想大学院大学 客員教授)
    ※ 知識流動システム(KMS)分科会と産学連携分科会による企画です。
 
【概要】日本大企業のスタートアップとの取り組みは、近年増加しています。しかし、企業によって取り組み方には違いがあり、大きく2種類に分類できます。一つは、テーマを決めずにスタートアップ的な事業開発を行ってみたい。もう一つは、自社だけの研究・開発の限界があるので、外部のスタートアップなどの力を借りて、進めたいテーマについて成長させる方法です。つまり、何らかの形で、スタートアップに魅力を感じて、一緒に取り組みたい大企業は多いのです。では、どのように大企業と取り組むべきかを、花王時代にスタートアップの取り組みを行った経験と、アメリカのSXSWを定点観察している視点から、お話しします。
【講師プロフィール】大手消費財メーカー勤務を経て、2015年アビームコンサルティングに入社。多くのMarketingおよびDigital Marketingの経験と、データ分析実績を数多く持つ。
 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
 
○ 知識流動システム(KMS)分科会(西村由希子・天元志保・長壁健)
※軽食とお酒を取りながら、全体セッション講師とのフリーな意見交換、懇親の場とします(要参加費・参加申込)(産学連携分科会(長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)共催)
    テーマ:全体セッションから引き続き「大企業は、本当にスタートアップを求めているのか」
    講師:本間 充 様(アウトブレインジャパン 顧問/アビームコンサルティング 顧問/事業構想大学院大学 客員教授)
    会場:政策研究大学院大学 4階 研究室4A
    参加申込: https://forms.gle/zjjq42LwwdzkSAts7(6/5(水)正午締切)参加費:2500円程度(学生割引あり)
 
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子)
    テーマ:オープンイノベーション促進のための新たな知財の活用
    講師:遠藤 雅人 様(トヨタ自動車株式会社 知的財産部 IP戦略グループ 主幹)

●ご講演者プロフィール:
遠藤雅人(えんどう・まさと)氏
2005年トヨタ自動車入社。同社東富士研究所及び本社にて自動運転技術、ナビゲーション技術等の特許出願権利化業務に携わった後、トヨタのインド事業体であるToyota Kirlosakar Motor及びAnand and Anandで実務研修。帰国後はコネクティッドカー関連の知財戦略策定・遂行に加え、Open Invention NetworkやThe Linux Foundation OpenChain Project、Automotive Grade Linux等のオープンソースコミュニティ活動に従事。2018年よりサステナビリティ監査室BRデジタルリスクGも兼務し、トヨタにおけるオープンソースソフトウエアのガバナンス体制構築にも取り組む。
●ご講演者からのメッセージ:
学生時代からお世話になっているSmipsでお話させて頂く機会を与えて頂き非常に光栄です。昨今、IoTの進展に伴いソフトウエア知財の世界は大きな変革期にあります。オープンソースソフトウエア(OSS)周りのトピックスを中心にオープンイノベーション促進のための新たな知財の活用のトレンドについてお話させて頂きます。
●参考URL
Open Invention Network: https://www.openinventionnetwork.com/
OpenChain Project: https://www.openchainproject.org/ja/
Open Chain Japan WG Wiki: https://wiki.linuxfoundation.org/openchain/openchain-japanese-working-group
Automotive Grade Linux: https://www.automotivelinux.org/
Microsoft Azure IP Advantage: https://azure.microsoft.com/ja-jp/overview/azure-ip-advantage/
 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
    テーマ:三位一体のパテントポートフォリオ構築 その2
【発表者 および 発表内容】
 ★1. 鶴見 隆さん:「三位一体の知財戦略」・・・ 持続的優位性のあるパテントポートフォリオ構築をビジネスモデルに組み込んでいく戦略について解説します。
 ★2. 楠浦 崇央さん:「いい事業分野/テーマ探し」エッジ情報探索手法・・・今後立ち上がる市場で業界トップに立つアイデアを出したい。武器になる知財を創出したい。業界をリードしたい。など、差迫った問題の解決にも役立つエッジ情報探索手法の一端をご紹介します。
 ★3. 大田 恭義さん:「ある事業分野/課題探し」課題ころがし・・・事業に貢献する知財戦略を推進するため、課題発掘アプローチのひとつである「バイアス崩し」のコツの一端を 事例を交えてご紹介します。
【発表者三人のプロフィール】
★1 鶴見 隆さん
 1966年 3月 大学(理学部化学科)卒業、旭化成(株)に入社、同社において、ベンベルグ不織布(ベンリーゼ)、人工腎臓用中空糸膜、ウイルス分離膜(プラノバ)等の開発に従事、これらの開発に関し、繊維学会技術賞、日本化学会技術賞、発明協会発明賞等を受賞。1993年~1997年  同社カシミロン工場長、1997年~2004年 同社常務理事として知的財産部次長、技術情報センターおよび知的財産・技術情報センター長を担当、2005年~2011年  東京農工大学大学院技術経営研究科教授として、知財関連の教育、ビジネスプランの作成指導、国際標準化に関する研究を担当。現在:工学博士、(株)戦略データベース研究所代表取締役社長、(株)知財デザイン取締役、(株)メディカルフォトニクス取締役、知的財産高等裁判所専門委員、知財国家検定試験委員、 MOT学会誌編集委員
★2 楠浦 崇央 さん
京都大学工学部機械系学科卒(1995年)同大学院工学研究科エネルギー応用工学専攻修了(1997年)大学院修了後、川崎重工にて大型オートバイ(W650)の開発、小松製作所で再生可能エネルギー関連の新規事業開発立ち上げを担当し、ナノテクStart-Up設立、研究開発、事業開発(細胞培養・光学デバイス)と資金調達を担当(CTO/事業責任者)。2008年にTechnoProducer 株式会社設立(代表取締役)。京都府出身/47歳。座右の銘は「確信犯」。アジア発明者7人の一人として選ばれる。前・Smips知財キャリア分科会オーガナイザー

http://www.techno-producer.com/teacher/kusuura.html

★3 大田 恭義 さん
1984 年 東京工業大学大学院修士課程修了。同年、現富士フイルム(株)入社。医療機器開発を経て2000 年に知的財産部へ異動。2008 年からはメディカルシステム開発部門との兼務となり、医療事業分野全体の知財戦略の推進や組織・体制づくりを牽引。実践的な発明生産手法を自ら編み出し、事業に勝ち抜くための知財活動を主導。在職中に800件を超える特許出願を行う。2015 年秋に退社し、ミダスIPパートナーズを創業。大手企業の知財戦略コンサルタントや、社内外セミナーを幅広く手掛けている。(一社)企業研究会 アドバイザーやインパテック(株) パテントマップ研究会 アドバイザーにも就任。
★注★: 
前回同様、Web会議システムZOOMでの参加も可能にする予定です。
当日、会場に来られない方で、参加を希望される方は、前日(7日)までに、メールにて、件名を【Smips特許戦略工学分科会6月例会:Zoom参加希望】として、所属、氏名、メールアドレス、6月例会Zoom参加希望と記載の上、kataoka@patbrain.jp 宛てお申込みください。確認次第、Zoomルーム番号をお知らせします。
 
今回お休みの分科会:エンタメと知財分科会 (新井秀美)
 
 

2019.05.11

第203回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第203回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2019年5月11日(土) 場所:政策研究大学院大学5階 参加費:無料

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)
※詳細は随時更新いたします。

 
★13:00-14:30 セッション1:いずれかお好きなものにご参加ください
  
○ 産学連携によるイノベーション分科会 (山本貴史・隅藏康一)
    テーマ:これからの研究環境を考える~研究機器の共用に着目して(1)
    講師:江端新吾様(東京工業大学 理事・副学長(企画担当)特別補佐/教授)
    講師:伊藤裕子様(文部科学省 科学技術・学術政策研究所 科学技術予測センター主任研究官/センター長補佐)
    ※ 共催:日本知財学会・知財学ゼミナール
 
【概要】今回は、これからの研究環境はどうなっていくか、研究者はどうなっていくか、をテーマとしたディスカッションを行います。特に、研究機器を一つのラボや研究所だけで囲い込むのではなく、多くのラボ・研究所・研究者により共用することを促進するという活動にフォーカスして、国内外の動向、今後の方向性、研究活動や研究者の在り方へのインパクト、などを考えてゆきます。また、研究機器を共用するにあたって成果の帰属ルールをどう定めるか、オーサーシップをどうするか、といった課題にも言及する予定です。
 13時からのセッションでは、江端新吾様には、日本における研究基盤の整備や研究機器の共用化についての動きや、今年3月まで所属なさっていた北海道大学における事例について、お話しいただきます。伊藤裕子様には、国際的な動向についての調査結果をお話しいただきます。
  
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡・山田光利)
    テーマ:弁理士のキャリアデザインとこれからの特許事務所のあり方
    講師:安高史朗 弁理士・会計士/湯浅竜 弁理士/佐竹星爾 弁理士
 
「働き方改革法案」が4月に施行。組織に所属しないフリーランス、複数の仕事に関わる副業(複業)など、働き方の多様化が議論されています。特許業界でも、企業の知財部に所属したり、知財コンサルに力を入れたり、知財の価値評価に関わったりと、弁理士の多様な働き方が見られるようになってきました。

今回の法律実務分科会ではこのような社会状況を踏まえて、それぞれ別々のキャリアを歩みながら、現在は同じ特許事務所に所属し、実務の傍ら事務所運営を行っている3名の弁理士を招いて、「弁理士のキャリアデザインとこれからの特許事務所のあり方」をテーマに議論をしたいと思います。

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1.特許庁で審査官実務を行った後、野村総合研究所(NRIサイバーパテント)・ヤフーを経て安高特許会計事務所を開業(現在はIPTech特許業務法人)。開業以来一貫してスタートアップ企業の支援を行ってきた「安高史朗 弁理士・会計士」

2.TechnoProducerでエンジニア向け知財教育事業の運営、ドワンゴを経てIPTech特許業務法人の副所長として入所。事務所の組織作りと大手IT企業向け知財コンサル案件に注力する「湯浅竜 弁理士」

3.京都大学の産学連携機関・経営管理大学院・大手特許事務所を経て、コロプラに入社。2019年2月にIPTech特許業務法人の特許技術本部長として入所した「佐竹星爾 弁理士」
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・これまでのキャリア振り返り
・事務所経営って具体的に何をしているのか
・経営会議でどんな話してるのか
・事務所内での役割分担
・自分個人として将来やりたいこと
・弁理士の役割って今後どうなると思いますか

などなど、参加者の皆様も交えて、ざっくばらんにお話できればと思います。ぜひ皆さまお気軽にご参加いただければ幸いです。
 
○ 知識流動システム(KMS)分科会(西村由希子・天本志保・長壁健)
    テーマ:「発明・発見教室」の企画会議
 
今回は、6月29日(土)AMに東川小学校での実施を予定しております「発明・発見教室」の企画を考えます。
2011年に実施した「汚れを科学する」の内容を見直し、再度実施する予定でいます。
5月11日、そして「発明・発見教室」当日のスタッフ参加をお待ちしております!
 
★15:00-16:30 全体セッション
    テーマ:これからの研究環境を考える~研究機器の共用に着目して(2)
    演題:研究機器の共用化の促進~Co-LABO MAKERの活動と、今後の課題
    講師:古谷優貴様(株式会社Co-LABO MAKER 代表取締役)
    コメンテータ:江端新吾様(再掲)、伊藤裕子様(再掲)
    ※ 産学連携によるイノベーション分科会による企画です。 共催:日本知財学会・知財学ゼミナール
 
 15時から全体のセッションでは、株式会社Co-LABO MAKERを立ち上げて研究機器の共用化を促進するための活動を実際に行っていらっしゃる、古谷優貴様に、研究機器の共用化を社会実装したご経験をもとに、どのような課題があるか、今後の方向性、関連する海外の民間セクターの動き、などについてお話しいただきます。
 
(参考文献・資料)
・江端新吾ほか「北海道大学における機器共用政策と研究基盤戦略 : グ ローバルファシリティセンター構想」(2016)研究・イノベーション学会第31回年次学術大会要旨集

https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/bitstream/10119/14006/1/kouen31_15.pdf

・江端新吾ほか「技術専門職実態調査から見える大学等の研究基盤を支えるイノベーション人材に関する状況と課題」(2016)研究・イノベーション学会第31回年次学術大会要旨集

https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/bitstream/10119/13938/1/kouen31_144.pdf

・江端新吾ほか(2018)「エビデンスに基づく北海道大学の経営戦略と経営マネジメント人材URA」研究・イノベーション学会第33回年次学術大会要旨集 https://dspace.jaist.ac.jp/dspace/bitstream/10119/15721/1/kouen33_67.pdf
・江端新吾・伊藤裕子(2015)「大学の先端研究機器共用施設の研究活動への効果の把握〜北大オープンファシリティを事例として〜」NISTEP DISCUSSION PAPER No.113

http://data.nistep.go.jp/dspace/bitstream/11035/3033/1/NISTEP_DP113_FullJ.pdf

・Yuko Ito, Importance of inclusive service for corporate use of university research infrastructure in Japan, Technology in Society, Vol.43: 240-244, 2015.
・伊藤裕子「大学の研究施設・機器の共用化に関する提案~大学研究者の所属研究室以外の研究施設・機器利用状況調査~」(2012)NISTEP DISCUSSION PAPER No.85 http://data.nistep.go.jp/dspace/bitstream/11035/1163/2/NISTEP-DP85-FullJ.pdf
・Co-LABO MAKER社のホームページ https://co-labo-maker.com/
 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
    テーマ:「三位一体のパテントポートフォリオ構築」― 鉛筆の転がり防止を例題とした 問題解決アイデア出し教育資料(案) ―
    講師:長谷川 陽一 様(MPUF R&Dイノベーション研究会 知財ワーキンググループ)

【発表概要】
 鉛筆の転がり防止問題は、クレームの上位概念化の演習問題として多用されてきました。
 今回、この 知財界でなじみ深い問題を用いて、元のアイデアとは別出願になるアイデアまで数多く網羅的に発案していく見本例を示してみよう、と試みました。 その内容・実物をご紹介します。
 本資料は ロジカルシンキング・発明的問題解決理論TRIZの基本部分を押さえた内容になっています。
 (時間の都合上 当日はご紹介できませんが、本資料に続くAdvanced編資料も用意していまして、社内のところどころで 好評を得ています。)

●参考URL (鉛筆の転がり防止を例題にした 従来の教育的資料)
★現ソナーレ特許事務所長 右田俊介さんの資料 @2012年秋
http://www.sonare-ip.com/images/pdf/8th_triz_sympo_slide_j.pdf p.8, p.15
★泉特許事務所代表 泉克文さんの資料 @2013年秋
http://www.izumi-pat.jp/wp1/wp-content/uploads/2013/12/seminar20131009.pdf p.7~p.15

【発表者からのメッセージ】
 出だしが特許教育/知財教育風に見える、「発明教育」資料を作りました。
私自身、<< 知財部に所属する身で、発明部門に対して「発明教育」をするのは気が引ける・・・>> と感じて踏み込めない時期が長く続いていたのですが、この資料ができた一昨年末からは、遠慮なく堂々と「発明の生み方」を発明部門の人たちに語りかけることができるようになりました。
 << 知財部に所属しながらも、開発上流からしっかり関わっていきたい >> という方々の、発明部門への入り込みのためのヒントになりましたら、幸いです。

【発表者のプロフィール】
長谷川 陽一(MPUF R&Dイノベーション研究会 知財ワーキンググループ)
 1977年12月生まれ。2002年春 某メーカーに入社。生産技術部に配属。生産技術部で知財専任を経て、2008年春 知財技術部へ異動。ロジカルシンキングと特許性の関係を掴み、審査官面談を常用して 特許出願を最大限広く権利化する能力を獲得。2013年秋 知財戦略企画グループへ異動。「強みのないテーマで 知財的弱みを気にする大量文献調査をしても意味が無い」「強み作りが最優先」「強みがないテーマで いくら出願権利化と他社特許クリアランスを熱心に行っても 全てがムダに終わる」と主張し、2019年2月~ 知財技術部にて発明生産(支援)が主務に。
 MPUF R&Dイノベーション研究会 知財ワーキンググループWG4リーダー、NPO法人 日本TRIZ協会 技術委員
 
 
<今回お休みの分科会>
○ エンタメと知財分科会 (新井秀美)
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子)
○ 産学連携分科会(長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)

2019.04.13

第202回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第202回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2019年4月13日(土) 場所:政策研究大学院大学5階 参加費:無料

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)

 
★13:00-14:30 セッション1:いずれかお好きなものにご参加ください
  
○ 産学連携によるイノベーション分科会 (山本貴史・隅藏康一)
    テーマ:産学連携で未来を切り拓く~AI x 脳科学によるマーケティングイノベーション
    講師:矢野 亮 様(株式会社NTTデータ 社会基盤ソリューション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部 イノベーション企画担当 部長/日本神経科学学会 産学連携推進委員)
    ※ 共催:知識流動システム(KMS)分科会(西村由希子・天本志保・長壁健)
 
【講演概要】消費者動向の変化、ヒューマンセンシングやデジタル技術が急発展する中、ニューロサイエンスもその要素の一つになってきています。これらの潮流は、消費者を理解する“コグニティブサービス市場”の立上がりとなり、マーケティングにもハイインパクトを与えると考えています。NTTデータではこの大きな変化に対して、脳科学とAIを組合せた最先端技術を活用した産学連携によるビジネス創出に取組んでおり、今回はその成果と活用事例をご紹介します。また、これまでの取組みを踏まえて企業からみた産学連携の在り方についてもお話しします。
  
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
    テーマ:「IP BASE」に見る、スタートアップと知財
    講師:足立 昌聡 オーガナイザー(元特許庁法制専門官、インハウスハブ東京法律事務所代表弁護士、LINE/LINEヘルスケア株式会社 Security&Privacy Counsel)
 
【概要】
全体セッションと連動して、特許庁のスタートアップ向け知財ポータル「IP BASE」を題材に、スタートアップにおける知財という文脈で、どのような切り口から情報提供がなされているのかを巡りながら、公表されている資料の活用法や特許庁の支援施策の利用方法を概観します。皆で、全体セッションの予習をしつつ、全体セッションで一杯質問しましょう〜
  
★15:00-16:30 全体セッション
    テーマ:「STARTUPs×知財戦略」政策までの道のり
    講師:松本 要 様(特許庁審判官/デザイン経営プロジェクトチーム)
    ※ 知財キャリア分科会(上條由紀子)ならびに法律実務(LAP)分科会(足立昌聡)による企画です
 
 今回は、特許庁審判官/デザイン経営プロジェクトチームにご所属の松本要さんにお越し頂き、『「STARTUPs×知財戦略」~政策までの道のり~』というテーマでご講演頂きます。
 また、全体セッション後半では、インハウスハブ東京法律事務所代表弁護士の足立昌聰さんにもご登壇頂き、オーガナイザーも含めてパネルディスカッションを行います。
●ご講演者プロフィール:
松本要(まつもと・かなめ)様
2001年特許庁入庁。特許審査及び審判に携わる一方、清華大学(北京)材料学院に留学、その後は、特許庁国際政策課にて中国等との知財関連の政府間協議等に従事。2014年、経済産業省 紙業服飾品課総括補佐としてセルロースナノファイバーなど新素材のイノベーションや服飾品業のブランド戦略等に係る政策立案を担当。2017年より特許庁企画調査課企画班長として、スタートアップ&オープンイノベーション関連施策の新規立ち上げを主導した。
●ご講演者からのメッセージ:
このたびのSmips全体セッションでの講演では、「なぜ特許庁がスタートアップ支援に取り組み始めたのか?」「立ち上げに携わった者がどのような経験・キャリアを経てどのような想いで取り組んでいるのか?」についてご参加の皆様に少しでもお伝えできると嬉しく思います。当日はどうぞよろしくお願いいたします。
●参考URL
★スタートアップの知財コミュニティポータルサイト「IPBASE」 

https://ipbase.go.jp/ 

★特許庁における「デザイン経営プロジェクト」の実践レポート(経済産業省)

https://www.meti.go.jp/press/2019/04/20190404002/20190404002.html

 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
 
○ エンタメと知財分科会 (新井秀美)
    テーマ:ハードウエアスタートアップと知財
    講師:栄田 源 様(株式会社Genics 代表取締役)
    講師:遠藤 達也 様(FastSpace株式会社 代表取締役)
 
 今回は、ハードウエアスタートアップとして起業する際に特許がどのように活かされているのか、をテーマとして、
J-Startupとして1月のCESにも参加された、株式会社Genics(https://genics.jp/)代表取締役の栄田源様、ならびに、経済産業省主催「始動」において高高度ロケット輸送システムの構想でオーディエンス賞を受賞なさった、FastSpace株式会社 代表取締役 遠藤達也様にお越しいただきます。(「東京―ロス3時間」驚きのプラン続々 経産省主催:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27093430Z10C18A2XY0000/ )

 栄田様には電動歯ブラシの海外事例も含めたクラウドファンディングや展示会での日本企業と海外企業について、また遠藤様にはサラリーマン時代にご自身の研究をもとに個人で特許を取得し起業するに至った経緯などについてお話しいただきます。
 
○ 産学連携分科会(長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
    テーマ:AI/IoT時代のデータマネジメントに向けて
    講師:山本 俊太郎 様(国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) サイバーセキュリティ研究所 企画室)
    講師:疋田 啓太 様(国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) ソーシャルイノベーションユニット知能科学融合研究開発推進センター 連携推進室)
 
【講演概要】
IoTやAIの活用が急速に進む中で重要度を増す「データ」の取扱いについては、現在の知的財産権制度は必ずしも充分ではなく、確立された考え方もないため、データの提供・利用について悩みを抱えている実務者が多いのではないか。そこで、経済産業省が新たに策定した「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」を参考にして、AI技術の基礎を抑えるとともに知財・産学官連携の実務上の留意点を確認する。また、NICTのデータマネジメントに関する事例紹介を通じ、アカデミアにおけるデータの保護・活用について議論させていただきたい。
 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
    テーマ:知識情報と因果ネットワークを中心とした特許戦略の世界へ
    講師:久野 敦司 様(本分科会オーガナイザー)
 
【講演概要】日本は、第4次産業革命での国家戦略のキーポイントを「リアルデータの流通によるConnected Industriesの実現」としました。リアルデータが重要な理由は、リアルデータを用いて知識情報や因果ネットワークが形成できるからです。
しかし、請求項から因果ネットワークを形成するというルートもあります。このルートこそ、特許戦略工学分科会が追い求めてきているものです。今回の発表では、知識情報および因果ネットワークを中心に、競争領域での知財だけでなく、協調領域の新たな知財システムを紹介するとともに、知識情報と因果ネットワークを中心とした特許戦略において重要な知識情報や
因果ネットワークの生成や利用の特許なども紹介します。
 
【講師プロフィール】久野敦司(ひさのあつし)
 1956年生まれ、海上保安大学校卒。巡視船通信士、海上保安大学校教官を経て、1980年オムロン(株)入社。
研究開発、知財戦略、事業戦略などに従事、オムロン在職中の発明は、200件以上の特許出願、90件以上の登録特許。
1級知的財産管理技能士、工学修士。センシングデータ流通市場創設の初代プロジェクトリーダーを最後に、2016年オムロン(株)を定年退職。現在は、PatentIsland株式会社の代表取締役社長(発明創造教育に注力中)

http://www.patentisland.co.jp/invention_seminor_at_sonobe_junior_high_school_2019.pdf