第197回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第197回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2018年7月7日(土) 場所:政策研究大学院大学5階 参加費:無料

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)
※詳細は随時更新いたします。

★13:00-14:30 セッション1 :いずれかお好きなものにご参加ください
  
○ 知識流動システム(KMS)分科会 (西村由希子・天元志保・長壁健)
    テーマ:「発明・発見教室」の振り返りと「バイオミメティクスとSDGs」についての情報共有
 KMS分科会では、6/30(土)に都内小学校で「発明・発見教室」を実施します。「ネイチャー・テクノロジー」をテーマに、バイオミメティクスと研究・技術開発を取り上げ、新しいワークに取り組みます。今回のKMS分科会では、その振り返りをするとともに「バイオミメティクスとSDGs」について情報共有等々を行う予定です。
 
○ 法律実務(LAP)分科会(足立昌聡)
    テーマ:Tech系企業のための知財マネジメント〜知財コンサルティングの実体験から
    講師:湯浅竜様(弁理士、IPTech特許業務法人副所長兼COO)
 今回は、弁理士でIPTech特許業務法人副所長兼COOの湯浅竜さんに、ご自身の企業内弁理士や知財コンサルとしての経験に基づき、Tech系企業(いわゆるIT企業)の知財マネジメントについてお話し頂きます。
 
○ 特別セッション(日本知財学会知財学ゼミナール共催) 使用言語は英語ですが、通訳者が同席の上、日本語資料もございます。
    テーマ:全世界の上場・非上場企業情報と特許情報を紐づけたデータベースを利用したIPランドスケープへのアプローチ:Orbis Intellectual Propertyの事例紹介
    講師:Mr. Santhosh Metri (Bureau van Dijk (BvD), Global Head of IP Products)
Contents:
> Development background and product concept – Intellectual property data required for corporate strategy
> Utilization scenes from overseas users – User interest items and IP landscape
> Patent Valuation (Patent Value Calculation) – Explanation of Calculation Method and Case Study
> Product demonstration, Q&A
 
★15:00-16:30 全体セッション
    テーマ:持続可能な開発目標(SDGs:Sutainable Development Goals)における科学・技術の役割 ~知的財産活用の視点から~
    産学連携分科会、知識流動システム(KMS)分科会、産学連携によるイノベーション分科会による合同企画です。
(政策研究大学院大学 政策研究プロジェクトセンター 短期学術会議支援事業「持続的経済発展のための知的財産制度と産学連携の役割」の事前会合として開催いたします)
 知的財産マネジメント研究会(Smips)では、これまでに、全体セッションのテーマとして1回、知識流動システム(KMS)分科会による学習会として3回、Smips参加者に向けてSDGsに関する知見を共有し、意見を交わす場を設けて参りました。今回は、「持続可能な開発目標(SDGs:Sutainable Development Goals)における科学・技術の役割 ~知的財産活用の視点から~」をテーマに産官学民それぞれのお立場からお話を伺いたいと考えております。
 Web中継も予定しています。詳細は、下記KMSサイトにてURLをお知らせします。https://www.smips.jp/KMS/2018/06/26/smips20180707_sdgs/
 
15:00-15:30(30分) ご発表1:春日 文子様
(国立研究開発法人国立環境研究所特任フェロー、Future Earth 国際本部 日本ハブ事務局長)
15:30-15:45(15分) ご発表2:山田浩貴様
(科学技術振興機構(JST)持続可能な社会推進室 調査役)
15:45-16:00(15分) ご発表3: 内村元一様
(日本製紙株式会社 新素材営業本部 パッケージング・コミュニケーションセンター 技術調査役)
16:00-16:30(30分) 会場交えたディスカッション
モデレーター:山本 貴史オーガナイザー
(産学連携によるイノベーション分科会オーガナイザー、東京大学TLO 代表取締役社長、東京大学 副理事)
 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
 
○ 産学連携分科会(長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
    テーマ:国連の開発目標と知財関連技術、特許で可視化を技術革新生み出す誘因に(仮)
    講師:杉光 一成様(金沢工業大学 教授)
(政策研究大学院大学 政策研究プロジェクトセンター 短期学術会議支援事業「持続的経済発展のための知的財産制度と産学連携の役割」の事前会合として開催いたします)
 今回の産学連携分科会では、全体セッションでのSGDsについての討論をうけ、さらに、知財の世界とのかかわり合いにフォーカスをあてます。
 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
    テーマ:受託型から自立型へと変身するITベンチャー企業の知財創造への挑戦
    講師:新井 茂成 様(Mintomo株式会社 代表取締役)
 今回は、転売防止という社会的問題に着目、新システム提供というミッションを掲げてご活躍中の新進気鋭のITベンチャー起業家にお話しいただきます。
【講演者からのメッセージ】
 群馬に生まれ、友達と野山や川で遊んでいた少年が、ファミコンに出会ったのがキッカケで、ゲームデザイナーを目指すようになりました。ゲーム会社に就職し、日夜悪戦苦闘し一人前になった頃、iPhoneに出会い、「これだ!」と触発されて起業しました。しかし、いつしか日々の仕事に追われる典型的な受託ソフトウェア会社になっていました。IT関係者の会合に参加する中で聞こえたきたのは「初心を忘れるな」の声。もやもやしていた想いが具体的着想、アイデアへと進化しました。以後、様々な人々や様々な支援機関のご支援、ご助力のもと、今、「KOEPASS」という商品を世に出そうとしています。小規模事業者、ベンチャー企業が自社商品を持つ自立型企へ変身するのは口でいうほど容易ではありません。挫けそうな気持ちに勇気を与えてくださるのは、人脈の力と常々思っております。まだ道半ばですが、自立型の道を志す方々のお役になればとの想いでお話しさせていただきます。
【講演者プロフィール】
1974年 群馬に生まれ
1994年 第一種情報処理技術者 合格
1995年 国立群馬工業高等専門学校 電子情報工学科 卒業
1997年 国立群馬工業高等専門学校 専攻科 生産システム工学専攻 修了
1997年 株式会社ライテック 勤務
2004年 日本電気株式会社 府中事業場 勤務(派遣)
2007年 有限会社Grand Prix 勤務
2008年 株式会社テックウェイ 勤務
2008年 株式会社グッド・フィール 勤務
2010年 株式会社電通クリエーティブX 勤務(派遣)
2012年 Mintomo株式会社 設立 代表に就任
2016年 レトロゲーム好きが集う 面白い遊びを作る、残すためのシンポジウム
    Retro Game À La Carte」主催
2017年 東京都立産業技術研究センター 平成28年度東京都異業種交流グループ
     代表幹事に就任
    スマートIoT推進フォーラム IoT価値創造推進チーム サポーター
現在に至る
 
○ エンタメと知財分科会 (新井秀美)
    テーマ:TATTOO裁判に見る今後の規制と創作
    講師:亀石倫子様(法律事務所エクラうめだ 弁護士)、増田太輝様(一般社団法人SAVE THE TATTOOING 代表)
 TATTOOの彫師さんが医師法違反で逮捕され、ただいま裁判が係属中です。今回の事例を例とすれば、もし彫師をなんとか規制したいのならば医師法のみならず、アニメキャラクターのTATTOOを行っている人に著作権法違反で裁判を起こすことも可能と言いえます。また他の事例では、民間同士でも表に出したくない記事やブログだから別件からつついたのではないかと話題になった事例もありました。http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/25/news063.html
 TATTOOという題材を通じて、表現の自由と規制の適用についてどのような過程をたどるのか、また訴訟そのものにかかる費用についてクラウドファンディングを活用するなど今の時代に求められている訴訟の在り方について、裁判当事者に接しているお二方にお越しいただきお話を伺います。
 
○ 知財キャリア分科会 (上條由紀子)
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