第202回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第202回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2019年4月13日(土) 場所:政策研究大学院大学5階 参加費:無料

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)
※詳細は随時更新いたします。

 
★13:00-14:30 セッション1:いずれかお好きなものにご参加ください
  
○ 産学連携によるイノベーション分科会 (山本貴史・隅藏康一)
    テーマ:産学連携で未来を切り拓く~AI x 脳科学によるマーケティングイノベーション
    講師:矢野 亮 様(株式会社NTTデータ 社会基盤ソリューション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部 イノベーション企画担当 部長/日本神経科学学会 産学連携推進委員)
    ※ 共催:知識流動システム(KMS)分科会(西村由希子・天本志保・長壁健)
 
【講演概要】消費者動向の変化、ヒューマンセンシングやデジタル技術が急発展する中、ニューロサイエンスもその要素の一つになってきています。これらの潮流は、消費者を理解する“コグニティブサービス市場”の立上がりとなり、マーケティングにもハイインパクトを与えると考えています。NTTデータではこの大きな変化に対して、脳科学とAIを組合せた最先端技術を活用した産学連携によるビジネス創出に取組んでおり、今回はその成果と活用事例をご紹介します。また、これまでの取組みを踏まえて企業からみた産学連携の在り方についてもお話しします。
  
○ 法律実務(LAP)分科会 (足立昌聡)
    テーマ:「IP BASE」に見る、スタートアップと知財
    講師:足立 昌聡 オーガナイザー(元特許庁法制専門官、インハウスハブ東京法律事務所代表弁護士、LINE/LINEヘルスケア株式会社 Security&Privacy Counsel)
 
【概要】
全体セッションと連動して、特許庁のスタートアップ向け知財ポータル「IP BASE」を題材に、スタートアップにおける知財という文脈で、どのような切り口から情報提供がなされているのかを巡りながら、公表されている資料の活用法や特許庁の支援施策の利用方法を概観します。皆で、全体セッションの予習をしつつ、全体セッションで一杯質問しましょう〜
  
★15:00-16:30 全体セッション
    テーマ:「STARTUPs×知財戦略」政策までの道のり
    講師:松本 要 様(特許庁審判官/デザイン経営プロジェクトチーム)
    ※ 知財キャリア分科会(上條由紀子)ならびに法律実務(LAP)分科会(足立昌聡)による企画です
 
 今回は、特許庁審判官/デザイン経営プロジェクトチームにご所属の松本要さんにお越し頂き、『「STARTUPs×知財戦略」~政策までの道のり~』というテーマでご講演頂きます。
 また、全体セッション後半では、インハウスハブ東京法律事務所代表弁護士の足立昌聰さんにもご登壇頂き、オーガナイザーも含めてパネルディスカッションを行います。
●ご講演者プロフィール:
松本要(まつもと・かなめ)様
2001年特許庁入庁。特許審査及び審判に携わる一方、清華大学(北京)材料学院に留学、その後は、特許庁国際政策課にて中国等との知財関連の政府間協議等に従事。2014年、経済産業省 紙業服飾品課総括補佐としてセルロースナノファイバーなど新素材のイノベーションや服飾品業のブランド戦略等に係る政策立案を担当。2017年より特許庁企画調査課企画班長として、スタートアップ&オープンイノベーション関連施策の新規立ち上げを主導した。
●ご講演者からのメッセージ:
このたびのSmips全体セッションでの講演では、「なぜ特許庁がスタートアップ支援に取り組み始めたのか?」「立ち上げに携わった者がどのような経験・キャリアを経てどのような想いで取り組んでいるのか?」についてご参加の皆様に少しでもお伝えできると嬉しく思います。当日はどうぞよろしくお願いいたします。
●参考URL
★スタートアップの知財コミュニティポータルサイト「IPBASE」 

https://ipbase.go.jp/ 

★特許庁における「デザイン経営プロジェクト」の実践レポート(経済産業省)

https://www.meti.go.jp/press/2019/04/20190404002/20190404002.html

 
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
 
○ エンタメと知財分科会 (新井秀美)
    テーマ:ハードウエアスタートアップと知財
    講師:栄田 源 様(株式会社Genics 代表取締役)
    講師:遠藤 達也 様(FastSpace株式会社 代表取締役)
 
 今回は、ハードウエアスタートアップとして起業する際に特許がどのように活かされているのか、をテーマとして、
J-Startupとして1月のCESにも参加された、株式会社Genics(https://genics.jp/)代表取締役の栄田源様、ならびに、経済産業省主催「始動」において高高度ロケット輸送システムの構想でオーディエンス賞を受賞なさった、FastSpace株式会社 代表取締役 遠藤達也様にお越しいただきます。(「東京―ロス3時間」驚きのプラン続々 経産省主催:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27093430Z10C18A2XY0000/ )

 栄田様には電動歯ブラシの海外事例も含めたクラウドファンディングや展示会での日本企業と海外企業について、また遠藤様にはサラリーマン時代にご自身の研究をもとに個人で特許を取得し起業するに至った経緯などについてお話しいただきます。
 
○ 産学連携分科会(長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
    テーマ:AI/IoT時代のデータマネジメントに向けて
    講師:山本 俊太郎 様(国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) サイバーセキュリティ研究所 企画室)
    講師:疋田 啓太 様(国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) ソーシャルイノベーションユニット知能科学融合研究開発推進センター 連携推進室)
 
【講演概要】
IoTやAIの活用が急速に進む中で重要度を増す「データ」の取扱いについては、現在の知的財産権制度は必ずしも充分ではなく、確立された考え方もないため、データの提供・利用について悩みを抱えている実務者が多いのではないか。そこで、経済産業省が新たに策定した「AI・データの利用に関する契約ガイドライン」を参考にして、AI技術の基礎を抑えるとともに知財・産学官連携の実務上の留意点を確認する。また、NICTのデータマネジメントに関する事例紹介を通じ、アカデミアにおけるデータの保護・活用について議論させていただきたい。
 
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
    テーマ:知識情報と因果ネットワークを中心とした特許戦略の世界へ
    講師:久野 敦司 様(本分科会オーガナイザー)
 
【講演概要】日本は、第4次産業革命での国家戦略のキーポイントを「リアルデータの流通によるConnected Industriesの実現」としました。リアルデータが重要な理由は、リアルデータを用いて知識情報や因果ネットワークが形成できるからです。
しかし、請求項から因果ネットワークを形成するというルートもあります。このルートこそ、特許戦略工学分科会が追い求めてきているものです。今回の発表では、知識情報および因果ネットワークを中心に、競争領域での知財だけでなく、協調領域の新たな知財システムを紹介するとともに、知識情報と因果ネットワークを中心とした特許戦略において重要な知識情報や
因果ネットワークの生成や利用の特許なども紹介します。
 
【講師プロフィール】久野敦司(ひさのあつし)
 1956年生まれ、海上保安大学校卒。巡視船通信士、海上保安大学校教官を経て、1980年オムロン(株)入社。
研究開発、知財戦略、事業戦略などに従事、オムロン在職中の発明は、200件以上の特許出願、90件以上の登録特許。
1級知的財産管理技能士、工学修士。センシングデータ流通市場創設の初代プロジェクトリーダーを最後に、2016年オムロン(株)を定年退職。現在は、PatentIsland株式会社の代表取締役社長(発明創造教育に注力中)

http://www.patentisland.co.jp/invention_seminor_at_sonobe_junior_high_school_2019.pdf