第191回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第191回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2017年11月11日(土) 場所:政策研究大学院大学5F 参加費:無料

開催プログラム(どちらの分科会・セッションに出席しても結構です。事前登録等は一切必要ありません。一部分だけの参加でもかまいません。)
※詳細は随時更新いたします。

★13:00-14:30 セッション1
  
○ 産学連携によるイノベーション分科会(山本貴史)
    テーマ:オリンピック・パラリンピックでの使用に東大の技術を無償開放
 今回は、山本オーガナイザーより、東大TLOが提案し東大で採択された企画の紹介です。それは、オリンピック・パラリンピックの使用に限定して東大の技術を無償開放するという企画です。特許のライセンスで収益をあげるはずのTLOがなぜ、無償開放をするのか?どういう効果が期待できるのか?実際にオリンピックやパラリンピックで使えそうな技術ってあるの?等々、様々な疑問があると思いますが、そうした疑問に山本オーガナイザーが答えます。
 オリンピックやパラリンピックに興味の無い人も、技術を見ていただくだけでも面白いと思いますのでお気軽にご参加下さい。
  
知識流動システム(KMS)分科会(西村由希子・天元志保・長壁健)
    テーマ:今後の活動についての打ち合わせ
 KMSでは来年後半、ワークショップを企画・実施する人材が集まる催しを計画中です。この取り組みに多くの方々が関わり、実践機会を持てるよう、発明発見教室の全国開催も視野に入れています。そういった展望をどう具体化するか、話し合いたいと思っています。お気軽にご参加ください。
  
★15:00-16:30 全体セッション:講義室 L
    テーマ:実はスゴイ! 知財の世界 =企業経験者の立場で,ザックリ俯瞰!= 
    講師:菅田 正夫 様(知財コンサルタント&アナリスト)
    特許戦略工学分科会による企画です。
 今回は、キヤノンご出身で知財コンサルタント&アナリストの、菅田 正夫 様をお迎えしご講演いただきます。
企業活動と知財戦略;企業活動における特許情報分析の役割;自社の技術/製品を知財で守る 等のお話をいただく予定です。
【講演者プロフィール】
1976年 東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻修了、同年キヤノン株式会社中央研究所入社。上流系技術開発(a-Si系薄膜、a-Si-TFT-LCD、薄膜材料〔例:インクジェット用〕など)に従事後、技術企画部門(海外の技術開発動向調査など)を経て、知的財産法務本部特許・技術動向分析室室長(部長職)など、技術開発戦略部門を歴任、2009年同社定年退職。2009年~ 知的財産権のリサーチ・コンサルティングやセミナー業務に従事する傍ら、「特許情報までも活用した企業活動の調査・分析」、さらには活動の幅を広げ、知財情報をベースとする連載執筆や知財アナリストの知見を活かし、多分野にわたる業界動向分析など、企業活動に役立つ知的財産に関わるコンサルティング活動に従事。
○寄稿文、講演
・2010年 「企業活動における知財マネジメントの重要性―クローズドとオープンの観点から」『赤門マネジメント・レビュ』 9(6), 405-436 ほか論文多数
・2016年 「知財人材育成の実際~企業が望む知財人材とその育成法~」(日本知的財産協会関東金属機械部会)、同年 中国北京にて、「企業活動における知財マネジメントの重要性―クローズドとオープンの観点から」 ほか講演多数
  
★17:00-18:30 セッション2 :いずれかお好きなものにご参加ください
○ 特許戦略工学分科会 (片岡敏光・赤間淳一・安彦元・久野敦司・岡崎邦明・永井隆)
    テーマ:実はスゴイ! 企業の知財活動 =企業経験者の立場から診ると・・・=
    講師:菅田 正夫 様(知財コンサルタント&アナリスト) 
 全体セッションに続いて、菅田 正夫 様にご講演いただきます。
先人に学ぼう!;企業活動における知的財産活動とは?;「賢い知的財産戦略」とは?; 何から?どう始めるのが良いか? 等のお話をいただく予定です。
 
○ 産学連携分科会(長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃)
    テーマ:中小企業の知的財産戦略と産学連携活動支援 
    講師:松平 竹央 様(知財経営研究社 代表)
【講演概要】知財経営研究社では、主に経営支援事業と出版事業(国家検定「知的財産管理技能検定1級」の試験教材の制作・販売)の2つの事業を行っておられます。今回は主に中小企業診断士という立場で取り組んでおられます、中小企業に対する知的財産戦略の支援、産学連携による事業開発の支援について、事例を交えてご紹介いただきます。
【講師略歴】中小企業診断士、一級知的財産管理技能士。前職の大手電機メーカーにて、マーケティング、国際標準化、研究開発、知的財産戦略業務等に従事した後、2009年に独立。国家検定「知的財産管理技能検定1級」の試験教材を制作・販売している数少ない事業者。経営支援事業として、中小企業の新製品・新事業開発、資金調達、産学連携による共同研究、知的財産戦略の策定・実践の支援等を実施。NPO法人産学連携学会理事(2017年7月より)、日本知財学会会員。