第110回知的財産マネジメント研究会(Smips) 開催概要
日時 2010年1月16日(土)
★13:00-14:30 セッション1:いずれかお好きなものにご参加ください
○ ライセンス・アソシエイト分科会(オーガナイザー:山本貴史):講義室K大学発知的成果の技術移転・産学連携に興味がある方であれば、どんな方でも大歓迎です。技術移転の現場を知りたい方はぜひおこしください。今回のライセンス・アソシエイト分科会は、ずばり 「東京大学TLOのマーケティング」です。前回、「東京大学TLOのマーケティングってどうやっているの?」という質問が多く出てきましたので、東京大学TLOはどうやってマーケティングを実際にやっているのかご紹介させていただきみなさんのご質問にお答えしたいと思います。
○ アグリビジネス分科会(オーガナイザー:塚田周平・高橋修一郎・島田宝宜):講義室F
「農業」と「ビジネス」をつなげるための様々な取り組みについて考え、学び、実行していく分科会です。ホットイシューを皆で共有し、議論していきましょう。今回のアグリビジネス分科会では、植物工場に焦点を当て、オーガナイザーによるプレゼンテーションとディスカッションを行う予定です。植物工場に関するレポートをオーガナイザーが前半でご報告し、その資料を基にディスカッションできればと考えております。
テーマ:「植物工場に関するこれまでの経緯」「現在の植物工場に関する研究および技術動向」「植物工場に関する今後の展開・見通し」
★15:00-16:30 全体セッション 講義室L
(日本知財学会 知財学ゼミナール 2009年度研究発表会 第一部)
(1)「研究開発組織におけるネットワーク分析:特許発明者に着目して」
犬塚篤 様(東京大学先端科学技術研究センター)
(2)「研究開発コンソーシアムにおける知的財産管理の事例研究」
隅藏康一(政策研究大学院大学)
★17:00-18:30 セッション2:いずれかお好きなものにご参加ください○ 特許戦略工学分科会(オーガナイザー:赤間淳一・片岡敏光・安彦元・久野敦司):講義室E
本分科会の目的は、特許戦略論と特許戦略システムの両面を有する、特許戦略工学を創造し、企業の特許戦略や日本の知財立国に貢献できるものに深めていくことです。
大好評だった先月のご発表に引き続き、参加された皆さんのご期待に応えようと綾木さんが新たな観点から挑戦されたことについてご発表していただきます。ご期待ください。
テーマ:請求項(クレーム)の格成分の自動抽出への挑戦講演者:弁理士 綾木健一郎 様
○ 産学連携分科会(オーガナイザー:長壁健・鈴木睦昭・杉浦美紀彦・林聖子・矢上清乃):講義室F
ダイナミックに変化している産学連携を取り巻く社会環境、ビジネス環境、政策等を踏まえながら、その中で今、着目すべきトピック等を考える分科会です。テーマ:「越後製菓(株)における研究開発と産学官連携」
講演者:笹川 秋彦 様(越後製菓株式会社取締役 営業企画部 部長)1.超高圧処理技術の食品加工への展開、2.競争的研究資金の活用、3.支援組織との関わり方について、前半の60分程度でご講演を行っていただき、後半の30分程度で参加者の方々とディスカッションを考えております。参加者とのインタラクティブなディスカッションが行えればと考えております。
○ 知財キャリア分科会(オーガナイザー:上條由紀子・楠浦崇央):講義室K
本分科会は、知財業界で活躍する先達の方々をゲストとしてお呼びし、「知財キャリア」に関する講演していただき、その後参加者とのフリーディスカッションを行います。テーマ:「知財業界のSWOT~マーケティング基づいた知財キャリア~」
講演者:永井歩 様(株式会社パテントビューロ 代表取締役社長)【永井さんからのメッセージ】
「知財業界」というのは、敷居が高く、時折閉鎖的で、その一方で何よりも広く大きな概念を扱っていて、様々な分野のスペシャリストや志が高い方集まってくるとても魅力的な業界です。そんな業界に大学院在学中に会社を設立して飛び込み、様々な事業を立ち上げ、運営していく中で経験した事をベースにして、知財業界の定義から再考し、マーケティングの考え方に基づく知財キャリアについてお話させて頂きます。皆様がご自身のキャリアを考える上で、少しでも何か気づきとなるような事があれば幸いです。また、テーマからは少し外れますが、知財業界専門の求人・転職サイトを運営を3年間ほどしておりまして、そこで得られたキャリアに関しての知見や、ここ数年間の状況の変化について残った時間で少しお話させて頂こうと思っております。
○ 知識流動システム(KMS)分科会(オーガナイザー:西村由希子・丸幸弘):講義室 I
KMSは、その「知識」を「流動」させることで、一般人と大学・企業間の知識の差を埋め、さらには「知識社会」を活性化させるため、より、「知識」が流動しやすい仕組みをさまざまな角度から研究・提案しています。具体的な活動としては、小学生を対象とした絵本を使った知財教育への提案や、 Website (https://www.smips.jp/kms/)を使った研究者と子供達との双方向コミュニ ケーションシステムの構築を行っています。
○(日本知財学会 知財学ゼミナール 2009年度研究発表会 第二部):講義室L
(3)「ソーシャルベンチャーへの知財マネジメントの有用性と適用可能性~500円健診により非正規雇用の健診弱者のマーケットを開発したケアプロ(株)のビジネス研究」
砂田薫 様(東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科)、吉澤和希子(弁理士、一橋大学大学院)
(4)「知財教育の今日的状況」
世良清 様(三重県立四日市商業高等学校)
◎ 19時から懇親会(新年会)を予定しております。
総合オーガナイザー: 隅藏康一・西村由希子
○ Smips事務局: 若尾正示・平田尚己・篠澤裕介・藤原奈保子