第113回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第113回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時 2010年4月10日(土)

★13:00-14:30 セッション1 
○ アグリビジネス分科会(オーガナイザー:塚田周平・島田宝宜):講義室F
 本年度のアグリビジネス分科会はより実践的な試みを探求して行きます。今月は「農業におけるシミュレーションを探る」と題しまして、調査資料(オーガナイザーによる簡単なものですが)をもとに意見交換を行いました。
 
○ 2020分科会(オーガナイザー:山本貴史):講義室K
 10年後の世界やらイノベーションやら産学連携を考える場としました。
 
★15:00-16:30 全体セッション 講義室L
   テーマ:研究成果の実用化~企業の視点から、大学の視点から~ 
   講師:飯島俊宏 様(大阪大学産学連携推進本部 総合企画部 産学連携教授(環境・エネルギー担当))
      (産学連携分科会による企画です。)
 
★17:00-18:30 セッション2 
○ 特許戦略工学分科会(オーガナイザー:赤間淳一・片岡敏光・安彦元・久野敦司):講義室F
 特許戦略工学分科会は、分科会が発足した2003年頃から、PCMLやオープンエディターなどの研究開発を通じて、クレームや明細書作成の重要性を訴えて活動してきました。
   テーマ:特許価値を高める明細書のチェック(人手のみのチェックと明細書チェックツール使用チェック、どちらが正確?どちらが早い?)
   講師:弁理士 綾木健一郎 様、【演習挑戦者】参加者全員
 特許価値評価の重要性が認識されるにつれ、特許明細書の品質を高めることが問われはじめました。明細書のチェックを人手でのみで行う場合と明細書チェックソフトを使用して行う場合との違いを、参加者全員で演習を行いながら、体験していただきました。
 
○ 知財キャリア分科会(オーガナイザー:上條由紀子・楠浦崇央):講義室K
本分科会は、知財業界で活躍する先達の方々をゲストとしてお呼びし、「知財キャリア」に関する講演していただき、その後参加者とのフリーディスカッションを行いました。

   テーマ:大学の研究成果を世の中に広めるために
   ゲスト:山田光利 様(研究者サポーター)
【講師からのメッセージ】
 企業の知財部で学んだことを「知的財産やってみなはれ」というブログで発信し、今年に入って知財人材の交流の場「チザコン」をSmips前のランチで開催してきました。この4月からは知財に限らず幅を広げて日本の大学の研究成果を世に広めるお手伝いをしたいと思っており、その活動についてお話させてもらえばと思います。
 
○ 知識流動システム(KMS)分科会(オーガナイザー:西村由希子・丸幸弘):講義室 I
 KMSは、その「知識」を「流動」させることで、一般人と大学・企業間の知識の差を埋め、さらには「知識社会」を活性化させるため、より、「知識」が流動しやすい仕組みをさまざまな角度から研究・提案しています。具体的な活動としては、小学生を対象とした絵本を使った知財教育への提案や、 Website (https://www.smips.jp/kms/)を使った研究者と子供達との双方向コミュニ ケーションシステムの構築を行っています。今年度は、絵本作成・実験教室を企画致します。4月は、年度計画を立てたいと思いますが、現段階で数回の発明発見実験教室の予定が入っているので、早速どうするか、皆さんと議論しました。これを機会にKMSに足を踏み入れようかな・・と思っている方がいらっしゃいましたら、是非お越しくださいませ。