第211回知的財産マネジメント研究会(Smips)

第211回知的財産マネジメント研究会(Smips)
日時:2020年6月13日(土)15:00-16:30 オンライン開催 参加費:無料

※オンライン(Zoom)での開催です。会場に集まる形式ではありません。

 
<プログラム>
※今回は日本知財学会・知財学ゼミナールとの共催です。
15:00-16:30 全体セッション
テーマ:血栓溶解を促進する化合物SMTPの発見と開発から学んだこと―起業と研究成果実用化の道のり
講師 蓮見惠司様(東京農工大学大学院農学研究院 応用生命化学部門 教授/株式会社ティムス 取締役)
 
講演概要:
医薬利用を目指した基礎研究は広く実施されているが、その実用化の道は険しく、特に画期的新薬(新規性・有用性が高く、従来の治療体系を大幅に変えるような独創的医薬品で、化学構造も従来の医薬品と基本骨格から異なる新薬:いわゆる「ピカ新」)の開発には、膨大な時間・労力と費用が必要となる。そのため、大学等のアカデミアからこの道を切り拓くことは極めて挑戦的なことである。我々アカデミアの人間にとって、画期的新薬の実用化のゴールは、たとえ画期的な(と信じている)アイディアや新薬候補物質を持っていたとしても、机上の戦略・構想だけではとても辿り着けない峻険な山頂にあるといえる。この山登りにおいて私がこれまで辿ってきた道―まだ途上ではあるが―を振り返って、重要なポイントと思われる事例をこの講義の中で紹介したい。
 
参加無料、途中入退室自由です。