活動報告 2001年度

(国際会議への招待・国際会議での発表)

 ・2001年8月2-3日 APEC (Asia-Pacific Economic Cooperation)のSymposium on Best Practices for Entrepreneurship and Start-up Companies (Taipei, Chinese Taipei)に、
  Session 4 "Establishing Efficient and Healthy Infrastructure for Start-up Companies in the Knowledge-based Economy"のモデレーターとして招かれ、参加。

 ・2001年7月19日 APEC (Asia-Pacific Economic Cooperation)のSymposium on Intellectual Property Rights in the New Economy (Taichung, Chinese Taipei)にて、
  "Biotechnology Development and Patent Commercialization"というタイトルで発表を行った。

 ・2001年6月20日 Workshop on "Practices and Outlook of Incubation in France and Japan" (日仏会館、東京)にて、"TLOs: Where We Are"というタイトルで発表を行った。

 ・2001年5月26-27日 国立台湾大学日本綜合研究センター国際シンポジウム「ゲノムに関する倫理、法律及び社会の諸問題(ELSI)」に招待され、
  「ヒトゲノムと特許:研究成果の適切な保護に向けて」というタイトルで発表を行った。

 ・2001年4月4-6日 Second International Structural Genomics Meeting(Airlie Center, Virginia, USA)に知的財産権タスクフォースのメンバーとして参加。
  そこでの討論のポイントとなる部分が、産経新聞2001年4月23日朝刊12面「生命ビッグバン」の中に隅藏のコメントとしてでています。

(著書)

 ・『TLOとライセンス・アソシエイト』(渡部俊也・隅藏康一 共著、ビーケイシーより2002年4月2日発行)。第2回(2002年)日経BP・BizTech図書賞を受賞。
 ・『IIP研究論集6 バイオテクノロジーの進歩と特許』(知的財産研究所編、雄松堂、2002年3月28日発行) の中の「タンパク質立体構造解析成果への特許付与のあり方」(143-169頁)を分担執筆。
 ・『先端科学技術と知的財産権』(相田義明・平嶋竜太・隅藏康一 共著、発明協会より2001年9月28日刊行)。 第一章 隅藏康一「生命工学と特許の新展開−ゲノム・タンパク質解析と特許−」(1-55頁)を執筆。

(論文)

 ・新保斎・隅藏康一「技術移転におけるマテリアルトランスファーの問題点 −有形財産の取り扱いについて−」、BIO INDUSTRY19巻1号(2002年1月号)70-77頁。
 ・新保斎・隅藏康一「遺伝子研究関連の特許動向−DNAマイクロアレイを中心として−」、『DNAチップ応用技術II』(監修:松永是、発行:シーエムシー)に収録(2001年7月刊行)。

(報告書)
 ・『特許法の実体面の調和に向けた各国制度、運用等の調査研究報告書』(社団法人 日本国際知的財産保護協会、2002年3月)の中の「米国における実施可能要件」(97-105頁)を執筆。
 ・『ポストゲノム研究成果物の保護のあり方に関する調査研究報告書』(財団法人 知的財産研究所、2002年3月)の中の「タンパク質立体構造解析成果への特許付与のあり方」(141-159頁)を執筆。

(執筆記事など)

 ・隅藏康一「研究者の知的財産とは〜特許権や研究サンプルは誰のものか〜」、現代化学2001年11月号(No.368)62-63頁。
 ・隔月刊誌『Bioベンチャー』において、「本気でとりたい人のためのバイオ特許入門」を連載中。
  2002年3-4月号「第5回: 特許を活用する」
  2002年1-2月号「第4回: 国際社会と特許制度」
  2001年11-12月号「第3回: 特許取得への道」
  2001年9-10月号 「第2回: 特許を出願するその前に」
  2001年7-8月号 「第1回: 特許制度は誰のため?」
 ・月刊誌『BIO INDUSTRY』において、「知的財産マネジメント研究会・バイオ分科会報告」の連載が進行中。 (隅藏が監修、毎月異なる担当者が執筆)
  2002年3月号: 澤田信明氏「知的財産価格の高騰と日本の製薬企業」
  2002年1月号: 新保斎・隅藏康一「技術移転におけるマテリアルトランスファーの問題点」(上記「論文」の項参照)
  2001年12月号: 高田仁氏「リサーチツールのライセンス」
  2001年11月号: 加々美直史氏「医薬開発と遺伝子特許」
  2001年10月号: 北川兼秀氏「日米医療制度の比較」
 ・隅藏康一「遺伝子特許」、からだの科学219号120頁「LOBBY」欄に掲載(2001年7月号)。
 ・隅藏康一「UNESCOシンポジウム 参加報告 "Ethics, Intellectual Property and Genomics"」、日本生命倫理学会ニューズレターNo.20, p.2に掲載(2001.6.15)。

(国内における発表)

 ・2002年3月20日 日本バイオベンチャー推進協会第1回定期セミナーにて、パネルディスカッション「バイオベンチャーと特許」のコーディネーター(JBDA News Letter No.3 p.5-6)。
 ・2002年3月12日  関西バイオコンファレンスin KOBE (神戸・ポートピアホテル)のパテントセッションにて、「再生医療における知的財産戦略」の講演。
 ・2002年3月9日  学生ビジネス研究会(BLS) 主催の「知財国・日本の夢を語る学生サミット」にて、「学生に期待すること 変わりゆく理科系大学の立場から」の講演。
 ・2002年2月27日 日本学術会議シンポジウム「生物科学振興と知的所有権の諸問題」において、「基礎科学と知的財産権」の講演。
 ・2002年2月20,22日 日本知的財産協会研修会「バイオテクノロジーと知的財産権」において、「バイオ関連の先端技術の現状と企業との関連について」の講演(東京、大阪)。
 ・2002年2月21日 大阪教育大学・知的財産教育セミナーにて、「現代社会における特許の重要性とその問題点−大学とバイオを取り巻く状況について−」の講演。
 ・2002年2月20日 第1回 
東京都バイオ産業振興懇話会にプレゼンテータとして出席(日本工業新聞2002年2月15日1面に関連記事)。
 ・2002年2月16日 国際取引法フォーラム(東京大学山上会館)にて、「ポストゲノム研究と特許」の講演。
 ・2002年1月25日 国際知的財産権セミナー(財団法人知的財産研究所)において、「ポストゲノム時代における特許」の講演。
 ・2001年12月5日 日本知的財産協会シンポジウム「21世紀の知的財産を考える」のパネルディスカッション「産業競争力強化に向けた知的財産のあり方」に参加 (同報告書45-52頁)。
 ・2001年12月4,6,7日 日本弁理士会・平成13年度第7回会員研修会「ゲノム・タンパク質解析と特許」講師(名古屋、東京、大阪)。
 ・2001年11月22日 第20回筑波実験動物研究会・講演会にて、「実験動物と特許」の講演。
 ・2001年10月20日 研究・技術計画学会 第16回年次学術大会にて、「バイオ分野におけるパテントプールの活用」の発表を行った(講演要旨集281-284頁)。 なお、同要旨集285-288頁には、新保斎・隅藏康一「技術移転におけるマテリアルトランスファーの問題」が収録されている。
 ・2001年10月8日  第39回日本生物物理学会年会 (大阪大学吹田地区)にて、新保斎氏とともに講演会「研究者と知的財産権」を行った。
 ・2001年9月29日 学生ビジネス研究会(BLS) 第4回講演会にて、「知的財産権をめぐる問題」の講演を行った。
 ・2001年9月15日 第5回名古屋電子商取引研究会(名古屋大学大学院国際開発研究科)にて、 「バイオテクノロジーと知的財産法整備、ならびにTLOの課題」の講演を行った。
 ・2001年8月30日 東京大学医科学研究所・知的資産活用研究室開設記念シンポジウム「生命科学とゲノム医療における知的財産権」にて、「大学TLOの役割と課題」の講演を行った。
 ・2001年6月5日 第8回・ゲノム関連技術GSC会議にて、「ゲノム・ポストゲノム研究と特許」の講演を行った。
 ・その他、講演・講義など多数。

(テレビ出演)

 ・2001年5月31日 NHK教育テレビ「ETV2001」(22:00-22:44)にスタジオコメンテーターとして出演。シリーズ「資源となる人体2:細胞は誰のものか」。
 ・2001年4月28日 NHK教育テレビ「21世紀ビジネス塾」(23:00-23:30)にスタジオコメンテーターとして出演。 テーマは「再生医療ビジネス」。詳しくは、 番組ホームページ の「番組台本」の4月28日の項目をご覧ください。

(新聞記事などにおけるコメント・紹介)

 ・『NHKビジネス塾の教科書II』(NHK出版、2002年3月25日発行)の「基礎講座2 50兆円市場・動き出した再生医療」にて解説。
 ・"Japanese forum urges rethink over patents", Nature 415, 354 (24 January, 2002)の中で、日本の知財関連人材についてコメント。
 ・毎日新聞2001年8月1日朝刊3面(「新・神への挑戦 第4部 ゲノムが世界を動かす」の中で、タンパク質立体構造の特許化についてコメント)
 ・週刊ダイヤモンド2001年7月28日号の107頁(岸宣人氏の連載記事中、2001年4月の国際構造ゲノム会議についてコメント)
 ・日経バイオビジネス2001年6月創刊号の80頁(遺伝子特許とタンパク質特許の関係についてコメント)
 ・森健『人体改造の世紀』(講談社ブルーバックス、2001年5月刊行)の27頁、66頁(遺伝子特許やタンパク質特許についてコメント)
 ・産経新聞2001年4月23日朝刊12面(「生命ビッグバン」の連載記事中、2001年4月の国際構造ゲノム会議についてコメント)

(研究助成:隅藏が代表者であるもののみ)

 ・文部科学省・科学研究費補助金・奨励研究(A) 「再生医療に関連する技術の法的保護のあり方」(平成13-14年度、隅藏の個人研究)
 ・文部科学省・平成13年度・21世紀型産学連携手法の構築に係るモデル事業
  「産学連携を担う若手人材育成に関する実証的研究」(東大先端研のプロジェクト、隅藏が担当)
 ・平成13-14年度・旭硝子財団研究助成 「標準形成における特許管理のあり方」(隅藏の個人研究)

(海外調査)
 ・2002年2月5−15日
  フランスの政策調査「バイオテクノロジー分野における産学連携促進のための施策」

(学外活動)



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