「プラスチック」をテーマに「発明・発見教室」を実施
2025年7月12日、江東区・東川小学校の生徒を対象に、「もっと知りたい!プラスチック」をテーマに発明・発見教室を実施し、2~5年生までの生徒・12名が参加されました。

皆さんの身の回りには、どんな「プラスチック」がありますか? コンビニでお買い物をした時にもらう袋? 飲み物の入ったボトル? 毎日履いている靴にもプラスチックが使われているし、牛乳やジュースの紙パックの内側にも、中身が漏れないよう薄いプラスチックが貼られています。
いろんな形にできて、生活を便利にしてくれるプラスチックですが、海や川に捨てられたプラスチックが小さく砕かれてマイクロプラスチックになり、自然環境に悪影響を与えてしまうという問題も起きています。



そのような背景を踏まえて、今回の発明・発見教室では、子供たち一人ひとりに牛乳を使った「生分解性プラスチック 」を作ってもらいました。 また、プラスチックは私たちの生活に欠かせないものとなっていますが、実際に海岸に打ち上げられたプラスチックごみや砂に混じったマイクロプラスチックをデジタルマイクロスコープで拡大して見てもらい、子供たちに目では見つけられないほどプラスチックが小さく砕かれることを体感してもらいました。その上で、自然環境への悪影響を減らすために、小学生でもプラスチックのより良い使い方を考えて、発明できることも事例を交えて紹介しました。

プラスチックごみを見る子供たち(左)と砂に混じったマイクロプラスチック(中央・右)。
試料提供:中央大学商学部 西川可穂子教授