2021年10月23日、江東区・東川小学校の生徒を対象に、発明・発見教室「光と色」をオンラインで実施し、1~5年生までの生徒・14名が参加されました。

太陽から届く白い光は、いろんな色の光が集まってできています。
光は、まっすぐ進んでいるように思えますが、実は波のように揺れていて、色ごとに揺れの大きさ(波長=はちょう=)が違います。この揺れの大きさの違いを使うと白い光を色ごとに分けることができます。これを「スペクトル」と呼びます。

今回の「発明・発見教室」では、偏光板とセロテープを使った工作を通じて、白い光の中にある青や赤などの光を見る体験をし、 ものの成分を短時間で、壊さず、さわらず「調べる」ためにスペクトルを使う、非接触型の体温計、果物をつぶさずに甘さを測る糖度計、宇宙から飛んでくる目に見えないくらい小さな粒子の観測にスペクトルを用いる「スーパーカミオカンデ」などの発明を紹介しました。

参加者の保護者からは「 大人でも詳しく知らない事は、大変勉強になりました」「工作は少し難しかったようですが、一緒に作ることができ、楽しかったです 」「子供自身も、色や光のとこ、宇宙の知らないことまで教えてもらえてとっても楽しかったとのことでした」などの感想がありました。

この実施プログラムの開発は、⼀般財団法人日本文具財団による令和2年度助成で行いました。